公明党はこれ迄、心豊かな文化芸術立国の実現をめざして、関係団体との幅広い意見交換などを基に、文化芸術を振興する初の根拠法となる「文化芸術振興基本法」の制定など多くの施策を実現する等、国の取り組みをリードしてきました。
文化芸術の持つ力には、国境も人種の隔たりもありません。活発なる「美の往来」そのものが平和への決意であり、平和の証です。 平和と文化交流は、深い次元で一体です。 争いが増えれば、文化も荒み、時代は暗い破壊の方向へ 落ち込んでしまいます。芸術の交流は、その悪の連鎖に立ち向かっていく精神の武器であると党創立者より教えて頂いています。活発なる「美の往来」そのものが、平和への決意であり、平和の証であるという事を。
高知県東部の安芸郡の北川村にある「モネの庭」マルモッタンの文化振興及びにぎわい創出に関する 取組についての視察でお伺いしました。 「モネの庭」マルモッタンは、印象派の巨匠クロード・モネが愛したフランス・ジヴェルニーの庭を忠実に再現した施設です。
世界で唯一、モネの名を正式に冠することが許された庭園として、2000年に開園。 地域との連携も深く、地元食材を活かしたカフェの運営や、住民参加型のイベントを通じて、観光資源としてだけでなく、地域文化の発信拠点としても親しまれています。過疎と高齢化に直面していた北川村は、当社ワイナリー誘致を計画。それを契機にフランス文化への関心が深まり、担当者が幾度もジヴェルニーを訪問する真摯な姿勢が高く評価され実現したとの事でした。
モネの愛した庭として有名なフランス、ジヴェールニーにあるモモネの庭。モネは、43歳から生涯の半分をこの庭とアトリエのある邸宅で過ごし、創作以外の時間を庭仕事に充てていたとの事。その庭が北側村に再現されています。本家・ジヴェールとの交流、相互理解が実り、それまで門外不出であった「モネの庭」の名称が贈られ庭園管理責任者の協力のもとの開園です。季節ごとに美しい色彩を見せてくれる庭の花々、2000以上のバラ群。美しい花々だけでなく、モネが自ら庭に注いだ愛情と知性から生み出されるモネの絵画の世界があります。また、庭園は「水の庭」「花の庭」「ボルディゲラの庭」の三つのゾーンで構成され、四季折々の草花が彩りを添え、訪れる人々に絵画のような風景を提供しています。また、モネの見た青い水連が7月から10月下旬まで凛として咲き誇ります。
横浜市では花や緑による美しい街並みや公園、自然豊かな魅力を発信することで多くの方にお越しいただき、まちの活性化や賑わいの創出につなげています。また、市民の皆様の身近な場所で花や緑に関する取組を全市的に進め、花と緑にあふれる環境先進都市横浜の実現を目指しています。これまでも、市民、企業、行政など、様々な主体が連携し、横浜らしい花・緑・農・水のある豊かな自然環境を創り上げてきました。 この取組をさらに加速し、潤いや安らぎを感じられる横浜を次世代に引き継ぎ、魅力ある横浜へと発展させていく取組を「ガーデンシティ横浜」として位置づけています。
2027年には、GREEN×EXPO2027が開催をされます。国際的な園芸・造園の振興や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造や社会的な課題解決等への貢献 花や緑との関わりを通じ、自然と共生した持続可能で幸福感が深まる社会の創造を提案、横浜から明日に向けた友好と平和のメッセージを発信します。今回の視察を横浜市のこれからの取り組みに活かしていきたいと思います。









