つながり再構築にむけた地域支援について

昨日、今年度所属する「市民活躍・地域コミュニティー活性化特別委員会」が開催をされました。特別委員会とは、横浜市会の議決によって定められた特定の市政の問題について、審査・調査・研究するために設置される委員会です。

今年度より設置された「市民活躍・地域コミュニティー活性化特別委員会」では、人口減少や高齢化の進行により、地域において担い手不足や人のつながりの難しさ等の課題が生じている状況があります。誰もがいくつになっても地域社会でいきいきと活躍するとともに、人がつながり、地域活動が活発になることで地域コミュニティが活性化するよう、その実現に向けた施策について調査・研究を行う事としています。

昨日は、市民局より行政としての課題認識、そして取組み状況についての説明がありました。(以下要旨)

人口減少や少子高齢化の進行、世帯の小規模化・単身世帯の増加など社会情勢が大きく変化する中、地域の課題は多様化・複雑化しています。また、自治会町内会をはじめ、地域で活動する様々な団体では、役員等の高齢化や担い手不足が深刻化しています。担い手を確保し、持続可能な地域コミュニティを維持していくためには、自治会町内会など地域で活動する団体や人々、企業、学校NPO法人等の様々な主体と区役所等が連携し、お互いの持てる力を出し合い、協働して取り組んでいくことが、今後ますます重要になってきます。

《目指す地域像》として、地域の人と人、団体同士がつながり、地域が主体的・継続的に課題解決に取り組む『市民主体の地域運営』が行われ、より住みやすい、安全で安心な、いきいきと暮らせる地域。地域支援の目的として、目指す地域像の実現に向け、すべての地域において、そこに住む人々が顔見知りになり、何かあったときには地域で助け合い、課題解決に向けて取り組めるような関係が築かれ、安心して暮らせる地域になるように地域を支援していく。・地域における協働の取組を、情報、財源、人的支援など様々な手法で総合的に支援する。・地域の状況や課題に応じて、地域との協働により課題解決に取り組む。(委員会資料抜粋)

活動者を広げ、活動を支援する取組として、既に4月から開始されている横浜地域活動・ボランティア情報サイト「よこむすび」の説明がありました。「よこむすび」は、自治会町内会、NPO法人、ボランティア団体など、地域で活動する団体のイベント情報やボランティア募集情報を集めたポータルサイトです。

地域活動の情報をオンラインサイトで一覧化して発信し、必要な情報を容易に取得いただくことで、地域活動への参加促進や、新たな担い手の創出を目指し、横浜地域活動・ボランティア情報サイト「よこむすび」がオープンされました。「よこむすび」のネーミングの由来は、「ヨコハマのコミュニティをむすぶ、よこの人(隣の人、地域の人)をむすぶウェブサイトになるように」という思いのもとに名付けられています。https://yokomusubi.city.yokohama.lg.jp/

青葉区・都筑区で令和7年4月17日に先行オープンされましたが、令和8年度以降、全18区に拡大を予定されています。地域団体等のイベントを広く知ってもらうことができ、団体のイベントを広く知ってもらうことができます。また、横浜市内を中心とした、ボランティア募集情報を検索もできます。エリアや活動分野から、ご自身に合った活動を見つけて地域デビューするきっかけにもなります。

まずは、地域イベント等を通じて地域の人々と交流し、顔見知りになることで、地域に根ざした関係性を築くことができるものとも思われます。引き続き調査・研究していきたいと思います。

 

 

 

 

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