昨日と本日の2日間。横浜市役所アトリウムと大さん橋埠頭で、将来を担う子どもたちに向けて、「海」の多様な魅力を発信する「海洋都市横浜うみ博2024」を開催され多くのお子さん等で大賑わいでした。
市役所アトリウム会場では、昨年より一層拡大した展示ブースエリアやステージプログラムを用意。また、大さん橋ふ頭会場では船の乗船や見学が可能。海に関わる研究機関・企業や大学などが、海で活躍する船や生き物・環境などについて楽しく学べるコンテンツをたくさん用意され、夏休みの自由研究の題材にも適していて大勢のご家族連れが来場されました。
展示ブースでは、船の VR 操縦体験や、海の生き物を学べる展示、船が浮かぶ仕組みを学べる展示など、楽しく学べるコンテンツが盛りだくさん。また、海藻万華鏡づくりや、海洋プラスチックごみを使ったオリジナルキーホルダーづくりなど、体験型コンテンツのワークショップに行列ができていました。
市役所と大さん橋ふ頭の間を結ぶフェリーも運航。自動車専用船、タグボートの見学・乗船体験などができるとの事で、6000台の自動車を積載できる“自動車船”の乗船体験をしました。高さ51mで5層に別れた積載部分に6000台の自動車が搭載される船内は圧巻でした。
横浜港における完成自動車は横浜港の主力輸出品目であり、大黒ふ頭は「東日本最大の自動車取扱拠点」となっています。また、最近では、カーボンニュートラルへの関心の高まりから、電気自動車の取り扱いも増えています。コロナ禍を経て、工場の一時閉鎖や半導体不足などがありましたが、完成自動車の取扱量が回復。また、電気自動車は、新たな世界の潮流への対応の表れであり、輸出入貨物の取扱いが順調のようで引き続き日本を代表する自動車取扱拠点としての機能強化を期待されています。
令和5年1月から11月までの完成自動車の貨物量は、輸出入合計で前年同期比9.3%増の1,102万トン。元年同期比では2.4%増で、コロナ禍前を上回っています。また、5年の横浜港での電気自動車の輸出入台数は、前年比87.6%増の29,269台で、元年比では200.8%増と著しく増加しています。
横浜のうみが驚きと学びに変わる2日間 「海洋都市横浜うみ博2024」、素晴らしい内容のイベントでした。