横浜市病院協会看護専門学校 第30回入学式へ

横浜市病院協会看護専門学校 第30回入学式へ横浜市会健康福祉・医療常任委員会委員長として、お招き頂き参列させて頂きました。第30回の入学生80名が新たな看護の学びのスタートラインに立たれました。

横浜市病院協会看護専門学校は、国際都市よこはまの医療ニーズに適応できる豊かな人間性と、高度医療に対応した科学的、専門的な知識、技術を有する看護師を養成し、地域医療水準の維持向上に資することを目的に、開校。横浜市内に所在する大多数の病院によって構成される横浜市病院協会が運営し、横浜市も支援のもと、地域医療の向上と市民の健康・福祉増進のために、医療従事者養成を担っています。

看護実習室では、臨地実習が円滑に行えるように、看護実習室、在宅看護実習室、小児・母性看護実習室を整備しており、実習用教材は充実しています。看護実習室は、様々な看護技術の基礎を、より実際に近い形で学ぶ教室です。講義以外の時間も自由に利用することができ、臨地実習前には、多くの学生が看護技術の練習をして、実習に臨んでいます。

横浜市病院協会は、地域医療水準の向上・発展と市民の健康増進に寄与することを目的に掲げ、現在、市内の国公立・私立の105病院が加入。横浜市の救急医療、災害時医療への取組み、看護師の養成、学術研究・市民講演会など幅広い活動を行なわれています。超高齢化社会を目前に控え、地域ケアシステムの構築が急がれていますが、地域医療の中心的役割を担う各病院には、在宅医療を支援するという機能も求められています。常日頃、市民の皆様の近くで、適正な医療・安心安全な医療を提供できるようご尽力を頂いています。

入学式における岩井住仁会長のご挨拶の中で、私はシュバイツアー博士を思い医学の道に着いた。アルベルト・シュヴァイツァー博士は、50有余年にわたりアフリカの赤道直下に位置するガボン共和国のランバレネでの医療活動に生涯を捧げ、その功績により1952(昭和27)年にノーベル平和賞を受賞。 「密林の聖者」と呼ばれました。また本日ご入学の皆様は、ナイチンゲールに思いを馳せている方も多くいるのではないかと思います。とお話をされていました。

ナイチンゲールは、イギリス政府によって看護師団のリーダーとしてクリミア戦争に派遣され、野戦病院で骨身を削って看護活動に励み、病院内の衛生状況を改善することで傷病兵の死亡率を劇的に引き下げ、クリミアの天使」とも称されました。また、クリミア戦争での負傷兵たちへの献身や統計に基づく医療衛生改革にも取り組みました。

困難な事も数多くあるとは思われますが、患者さんが安心して治療・診療に臨むためには看護師さんのサポートが不可欠。ご家族が不安を打ち明けられる存在であり、身体的なサポートに加えて精神面のケアも行います。「ありがとう」という感謝の言葉や患者さんの笑顔をやりがいに感じている看護師さんは多いとのお話しもありました。

本日、ご入学の皆様のご健康と将来にわたるご活躍をお祈り申し上げます。

 

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