本日、インフルエンザの流行開始の目安となる基準の数値を超えているとの事で、横浜市医療局健康安全課及び衛生研究所感染症・疫学情報課より以下の記者発表がありました。
令和5年第 36 週(9月4日~9月 10 日)からインフルエンザの新しいシーズンになりました。全国では昨年 12 月に流行期入りし、流行が収束しないまま 2023/2024 シーズンとなりました。
横浜市でも第 36 週時点で「4.98」となっており、既に流行開始の目安となる基準(1定点医療機関※当たり1週間の患者報告数 1.00 人)を超えています。
新型コロナウイルス感染症も拡大傾向が続いています。一人ひとりが早めに感染予防策を取ることが大切です。※ 定期的にインフルエンザ患者発生状況を報告する医療機関(市内 153 か所)
【概況】
2023/2024 シーズン初週である第 36 週(9 月 4 日~9 月 10 日)の定点あたりの患者報告数※1は、横浜市全体で 4. 98 と、第 35 週(8 月 28 日~9 月 3 日)の 2.70
から増加しました。学級閉鎖等は、第 35 週から報告されており、第 36 週は 28 件(小学校 27 件、高等学校 1 件)、患者数は 412 人です。第 36 週の市内迅速診断キットの結果は、A 型 99.4%、B 型 0.6%と、A 型が多く検
出されています。
今シーズンは、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されます。同時に流行すると、発熱外来がひっ迫する可能性があります。本格的な流行の前に、ワクチン接種、発熱などの体調不良時に備えた検査キットや解熱鎮痛薬の用意、咳エチケットや正しい手洗い※2等、早めの準備※3が重要です。
※1 定点あたりの患者報告数とは、定期的にインフルエンザ患者発生状況を報告していただいている医療機関(市内 153 か所)から報告された患者数の平均値です。
※2 横浜市保健所ホームページ(「正しい手洗い方法」および、掲示用ポスター「石けんで『手』を洗おう」をトップページに掲載しておりますので、是非ご活用ください)
※3 市民向けインフルエンザ予防チラシ(横浜市)参考インフルエンザウイルス分離・検出速報(国立感染症研究所)