横浜市の人口 令和4年中の人口動態について

「横浜市の人口―令和4年中の人口動態と令和5年1月1日現在の年齢別人口―」がまとまり発表されました。

『横浜市の総人口』は令和4年の1年間に 2,434 人(0.06%)減少し、戦後初めて人口が減少した令和3年に続き2年連続の減少となりましたが、減少幅は縮小しています。

『社会動態』は 1 万 3305 人の増加(転入 14 万 8132 人-転出 13 万 5172 人-その他で345 人増)で、令和3年が+7,200 人ですので増加幅は拡大。しかし自然動態は1万 5739 人の減少(出生2万 3785 人-死亡3万 9524 人)で、令和3年(△1 万 1457 人)より減少幅は拡大し、出生数と死亡数の差は昨年に続きマイナス1万人超となっています。自然減少は平成 28 年以降7年連続で、出生減・死亡増の傾向から、年々減少幅が拡大しています。

『人口増減を行政区別』でみると、増加が港北区(2,563 人)、神奈川区(1,434 人)、西区(1,151 人)など5区。

減少が金沢区(△1,754 人)、旭区(△977 人)、港南区(△910 人)など 13 区となっています。西区、中区の2区は「減少から増加」に、港南区、青葉区、戸塚区、都筑区の4区は「増加から減少」に転じています。
『自然増加数』は、すべての区でマイナスでした。社会増加は港北区(2,566 人)、神奈川区(2,060 人)など 16 区で、減少は金沢区(△375 人)、青葉区(△67 人)の2区となっています。

『市外移動を地域別』にみると、東京圏内での移動は、川崎市(1,126 人)、東京都区部(947 人)などから転入超過となっています。東京都区部からは前年に引き続き転入超過ですが、超過幅が縮小。
神奈川県内の県央(△2,000 人)、湘南(△1,789 人)、相模原市(△515 人)などへ転出超過となっています。そのうち、県央、湘南では前年より超過幅が拡大しています。東京圏外との移動では、他の道府県(8,323 人)、国外(7,407 人)からいずれも転入超過となり、超過幅はそれぞれ前年(他の道府県 7,408 人、国外 149 人)より大幅に拡大しています。

『外国人人口』は 7,399 人増、過去最大の 10 万 6641 人です
住民基本台帳に記載のある外国人の数は 10 万 6641 人で、前年と比べて 7,399 人増加し、過去最大になりました。外国人を人口動態の内訳でみると、社会動態が+6,983 人、自然動態が+416 人となっています。転入者数(2万 3461 人)が前年より大幅に増加し、転出者数(1万 4346 人)を上回る転入超過となり、昨年の減少から増加に転じています。

行政区別では、南区(812 人)が最大の増加となっています。国籍・地域別では、中国(1,152 人)、ネパール(865 人)、インド(713 人)の順に増加しています。在留資格別では、留学(1,762 人)と永住者(1,304 人)の増加が大きくなっています。

『老年人口(65 歳以上)』は 92 万 7387 人、前年比 1,131 人(0.1%)の増加となっています。総人口に占める老年人口の割合は上昇し続けており、令和4年は 25.3%と過去最高を更新。
年少人口(15 歳未満)は 42 万 6683 人、前年比△7,467 人(△1.7%)の減少となっています。総人口(注3)に占める年少人口の割合は低下傾向で推移しており、平成 12 年には老年人口の割合を下回りました。令和5年はこれまでで最も低い 11.6%です。

75 歳以上人口(51 万 1225 人)は、年少人口を上回り、老年人口の半数以上を占めています。老年人口の割合が最も高い区は栄区(31.4%)で、金沢区(30.9%)、旭区(30.4%)を加えた3区が 30%超となっています。年少人口の割合が最も高い区は都筑区(14.4%)で、港北区を除きすべての区で年少人口は減少しています。

少子化・高齢化。そして人口減少への対応は、現在この国の喫緊の課題です。公明党は、昨年『子育て応援トータルプラン』を総理に提出。結婚から妊娠・出産、そして寄り添っていく子育て。そして教育から社会へと子どもが巣立つ迄のプランです。また、現在2040年を見据えた政策も検討立案中です。横浜においても、こうした人口の動態を見据えて、しっかりとしてた“まちづくり”に対応できる様に注力してまして参ります。

 

 

 

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