横浜市では、通学路における子どもの交通事故死ゼロの目標をメッセージとして発信し、交通事故データなどを活用した交通安全対策を進めることとしています。
千葉県八街市の事故をはじめ、小学生が犠牲となる事故が全国的に続いています。4月になると、期待と不安を持って初めて小学校に通う新一年生が通学することとなり、子どもを送り出す保護者の皆様も事故などに遭うことなく無事に学校までたどり着けるのか不安を抱えていることと思います。社会と接する第一歩となる通学路については、安全・安心な道でなければなりません。
これまでは、事故が発生した後に、事故原因を分析し交通安全対策を実施する取組が中心でした。その中には、胸を痛める事故もあり、事故が発生する前に、何かできることがなかったのかと自責の念に駆られることも多々ありました。
横浜市中期計画や横浜市交通安全対策会議において、「通学路における子どもの交通事故死ゼロ」を新たな目標として設定。令和5年度より、交通事故データやETC2.0で収集した車両速度などのビッグデータを活用し、ハード・ソフト両面で子どもの通学路交通安全対策事業に重点的に取り組む事業を開始。
データを活用した交通安全対策として、警察が保有する交通事故データなどのビッグデータを活用し、危険箇所を地図上で可視化します。下記のリンク・QRコードより確認できます。
●市内全域の小学生・中学生の交通事故の発生場所や事故の概要をGoogleマップで確認できます。●地図上のアイコンをクリックすると交通事故の概要が表示されます。●交通事故箇所をGoogleストリートビューでも見ることができます。●神奈川県警察より提供された交通事故データ(2017年から2021年までの5年間)をもとに作成されています。
こども・交通事故データマップ(2017~2021年)(
ETCで収集される車両速度などのビッグデータや、警察が保有している交通事故データなどから、小学校の通学区域ごとに危険箇所を可視化した地図を作成し、小学校での活用を進められます。ハードとソフトの両面での交通安全対策に取り組み、未来を担う子どもたちの安全を守っていく取り組みです。全市立小学校 340 校の、スクールゾーン対策協議会をはじめ、地域の方々や保護者の皆様などにも広くご覧いただき、「子どもの交通安全対策」の推進に活かしていくことになります。