予算代表質疑 次世代を育む持続可能な社会の形成について

公明党を代表して予算代表質問に立ちました。次世代を育む持続可能な社会の形成、妊娠から青年期までのトータルな子育て支援、健康長寿の高齢社会、層的な住宅セーフティネットの充実、等41問に渡り市長・教育長に質問しました。

次世代を育む持続可能な社会の形成。中期計画の施策展開について。

●昨年12月に策定した中期計画では、市長は計画の基軸に、基本戦略「子育 てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」を据え、子育て支援に力を 入れる姿勢を示されました。令和5年度予算案は、基本戦略の実現に向けた第1歩と言えるものであり 、市長は「子育てしたいまちの幕開け」と名付け、子育て世代への支援策を 大幅に拡充しています。

一方昨年11月、公明党は、子どもや若者、子育て世帯の声を直接聞き、そ の実態やニーズを把握するとともに、有識者からのヒアリングや視察、党内 議論を重ね、今般、子どもの幸せを最優先する社会を実現するとともに、少 子化・人口減少という事態を乗り越えるための具体策等を「子育て応援トー タルプラン」として取りまとめました。

過去20年間、子どもを持つことへの希望はあまり変わっていないと考えら れてきましたが、近年、子どもを持つことに対する希望が低下し、子どもを 持つことを“リスク”と考える若者が増えていると指摘されています。子どもに関する取組・政策を、この国の社会の真ん中に据えた「こどもまんなか社会」を実現すること。男女間の不平等の解消・性別役割分担意識の是正。若者の経済的基盤の安定をはじめ、若者が希望をもって将来の展望を描くことができる環境の整備等が求められます。子どもの幸せを最優先に、子どもを安心して生み育てられる社会の構築へ、社会構造を改革していくことが必要です。 地域間で子育て世代の流入人口を競うのでなく、課題は社会増でなく自然増を目指す事が大切な時代になりました。

横浜で生まれ育った若者が、各地で活躍し、そしてその子どもが大きくな り、横浜に戻ってくる、こうした好循環を実現し、日本全体の少子化に歯止めをかける、そんな役割も横浜には求められているのではないかと思います。
今回の令和5年度予算の、「子育てしたいまち」の実現を目指す上で、市長の考える明確なビジョンを、広く伝えていくことが重要であると考えます。そこでまず、
【質問】市長の目指す「子育てしたいまち」とはどのようなものか、市長の考えを伺う。

《市長答弁》子育て世代への切れ目のない支援により、希望する方が安心して出産や育児ができる環境を整えることで、出生率の向上や子育て世代の転入促進を図ります。さらに、これらが高齢者を支えていくなどの好循環を生み出し、誰もが住みたい都市、住み続けたい都市を目指してまいります。

●子育て世代への支援策を強化し、多くの子育て世代が横浜に「住みたい」「住み続けたい」と感じる事は、横浜を選んでいただくことにつながります。そのためにも、子育て世帯への直接支援に力を入れることが最も効果的です。令和5年度予算では特に、今回は「預けやすさ」を重視した施策が盛り込まれています。そこで、

【質問】子育て世帯への直接支援の中で「預けやすさ」を重視した狙いを市長に伺う。

【市長答弁】横浜市内の子育て世帯の約8割が、日常的に子どもを預かってもらえる環境になく困っている状況にあります。そこで、子育て世帯に預けやすさを実感していただき、日々の生活にゆとりと安心を生み出せるようにすることが課題であると考え、この課題に保育の受入枠の拡充及び手続のしやすさの2つの観点から取り組むことといたしました。

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