小学校給食で「食育」未利用魚を活用

“食育” “未利用魚”で美味しい給食。@神奈川小学校 
本日、神奈川小学校へ給食の時間にお伺いしました。この日の献立は、横浜中央卸売市場とコラボの“さばの甘酢あんかけ”。食事をしながら、動画「おしえて未利用魚〜もったいないを考えよう〜」もみんなで視聴。神奈川小学校は、栄養教諭も配置されている学校で、校長先生をはじめ、様々な“食育”にも取り組まれていました。美味しく給食も食べて、各学年の教室の配膳から食べる様子等、拝見しました。大変多くを学ばさせて頂きました事に感謝しています。
 
給食を通して、総合的な学校の教育目標(指導計画)でもある「か」よく考える力、「な」かかわり合う力、「が」がんばる力、「わ」自己肯定力に繋がる総合的な取り組みをされており、食に関する情報を収集する力や心身の健康を管理する力、栄養バランスのとれた献立を考える力、等などに繋がる俯瞰した視点と調和の視点での拡がりが見て取れました。国語の授業で、“すがたをかえる大豆”との教材からも食育に繋がります。一人ひとりが自分で握る“”セルフおにぎり”も人気とのことです。

 

この日の献立は、私もお世話になっている横浜市中央卸売市場の魚食普及推進協議会と、横浜市教育委員会及びよこはま学校食育財団が連携し、魚食普及、SDGs、フードロス解消の観点から全横浜市立小学校等 339 校を対象に、「未利用魚」を活用した給食を実施し、子どもたちに魚食の大切さや、漁業の現状を学んでもらう機会を提供しています。併せて、動画を活用した魚食や漁業に関する学習を実施。未利用魚とは、水産物の流通過程において魚体のサイズが不揃いであったり、漁獲量が少なくロットがまとまらなかったり、などの理由から非食用に回されたり、低い価格でしか評価されない魚のことです。この日の献立は、“さばの甘酢あんかけ”で美味しくいただきました。

横浜市の小学校では、ワークシート「バランスイーナワーク」等を活用。小学校6年間を通し継続した食に関する指導を行うことで、基本的な食の知識や望ましい食習慣の定着を目指すとしています。

神奈川小学校の「きゅうしょくだより」では、1月の全国給食週間の取り組みを1月23日から27日を給食週間として取り組むとしています。給食委員会が中心となって、「完食チャレンジ」や「調理員さんへのインタビュー」等、給食に関する取り組みをします。

給食に含まれる要素は、一つの「食文化」の体をなすものではとさえ感じました。

 

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