公明党は、2006年制定のがん対策基本法に、早期からの緩和ケア実施を盛り込ませるなど一貫して推進。16年の同法改正では「診断の時から適切に提供」と踏み込んだ表現とし、現場での取り組みが進むよう尽力してきました。また、希少がん、難治性がん、小児・AYA(思春期・若年成人)世代などのがん患者支援を強化ニーズに対応した情報提供や緩和ケア診療体制の整備、有効性の高い治療法の研究開発を推進。
横浜市では、全市会議員の提案により、がんの予防、早期発見や、適切な医療を受けられるようにすることはもちろん、がんになったとしても、患者やご家族が安心して生活が送れるよう、介護・福祉・教育・雇用等幅広い観点からがんへの取組を進めるため、「横浜市がん撲滅対策推進条例」を制定。そして、がん患者の外見(アピアランス)サポートへの取り組みは、、一人の相談から全国に拡がっていきました。 公明党は、がん患者の外見と心のサポートに取り組んでいます。
アピアランス(外見)ケアとは、国立がん研究センター中央病院外見関連患者支援チーム(平成17~24年、現アピアランス支援センター)が作成した言葉で、がん治療による外見の変化に対し医療者が行うケアを指します。単に変化前の外見に戻すのではなく、自分らしく生きられるよう、外見とともに周りの環境や患者本人の気持ちを整えるサポートをします。
国立がん研究センターが実施した調査では、外見に現れる身体症状が、医療者の予想以上に抗がん剤治療中の患者に苦痛をもたらしていることがわかりました。治療を受けながら仕事や家事を行う人も増えている中、外見が変わることで、人に会うことが苦痛に思えるなど社会生活が困難となる場合が少なくないため、アピアランスケアにより「患者と社会をつなぐ」ことが重要となっています。(横浜市HP)