石狩市自転車活用推進計画を視察

北海道中央西部に位置し札幌市北郊に隣接の人口57.951人の石狩市を横浜市会建設・道路・都市整備常任員会の視察にて訪問して参りました。

石狩市は、自転車活用推進法に基づき、日本海沿いの絶景を求めて高まるサイクリングニーズや、市街地において自転車が安全快適に走行できる環境整備を進めるため、自転車走行環境の改善、受け入れ環境の充実に向けた目標と施策を定めている町です。2019年策定の「石狩市自転車活用推進計画」は、国、県、市等が連携し、政界水準のサイクリング環境の整備を目指し、北海道の雄大な自然環境を求めて国内外からサイクルツーリストも訪問。走行環境の改善や受け入れ環境の充実等、お話をお伺い致しました。

横浜市においても、「横浜市自転車活用推進計画」として2019 年度から 2028 年度までの概ね 10 年間の計画策定をしています。横浜市と比べて、石狩市は、まずは「サイクルツーリズムの推進による観光⽴国の実現」と推進計画の目標にもあり、南北約 70km に広がるその地形から、美しい⽇本海と⽯狩川、壮⼤に広がる⽥園⾵景を同時に楽しむことができる⽯狩市の特徴を最⼤限に活かし、初⼼者から上級者まで楽しめるサイクリング環境を構築。そのため、周辺市町村や市内外の事業者と連携し、⽯狩市の⾷・景観とサイクリングを組み合わせた観光コンテンツを磨き上げ、インバウンドも含む幅広い観光客のニーズに対応することにより、地域の活性化に繋げていくとしています。雄大な自然環境の強みがあります。

道の駅⽯狩「あいろーど厚⽥」やはまなすの丘公園ヴィジターセンターを拠点として整備するとともに、⽯狩市内の商業施設においてサイクリスト向けサービスを展開し、サイクリストウェルカムな地域の形成を図ってもいます。今回雄大な日本海に面した「あいろーど厚⽥」も訪問。

道の駅石狩「あいろーど厚田」は北石狩エリアの観光拠点。1階は石狩の地場産品が揃うショップと、厚田産十割そばの飲食テナントが通年営業。2階は歴史と食のフロア。まちの文学・芸術、自然・歴史にふれられる展示や、地域情報を集めたコーナーがあり、地元の素材を取り入れ、工夫を凝らしたテイクアウトグルメも用意。館内を廻れば、石狩・厚田の魅力を体感できます。「あいろーどパーク」内は、子どもから大人まで楽しめるスポットが点在しています。秋に鮭が遡上する小川が流れる自然豊かな「厚田キャンプ場」や、日本全国でプロポーズにふさわしいロマンチックなスポットを選定する「恋人の聖地」プロジェクトで北海道認定第1号の「厚田展望台」もあります。また、 また、⾃転⾞による運動の健康増進効果に着⽬し、研究機関と共同での調査研究を実施することにより、市⺠の健康づくりの⼀環としてのサイクリングを推奨し、⾃転⾞通勤利⽤等の拡⼤の推進にも取り組まれています。

横浜市の計画の視点では、①身近で便利な交通手段 ②環境にやさしい交通手段 ③健康づくりの ④身近にできるスポーツ ⑤余暇活動や観光・レジャーの視点 ⑥モノやヒトを効率的に運ぶ手段 と視点が掲げられています。370万人を超える横浜においても都心臨海部や郊外部という特性の違い。18区における特色もあります。2027年の「幸せを創る明日の風景」をテーマに、開催される上瀬谷で開催される国際園芸博覧会。 日本・横浜・上瀬谷の
地から、花と緑が溢れ快適に暮らすグリーンシティのあり方を世界へ提示し、望ましい未来を描いていくとしていますので、こうした中で、自転車の魅力を活かせないかとも思います。今後の検討と致します。

 

 

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