予算代表質問において「令和2年度予算案について」、市長に対し、①予算案編成に込めた思いと、②税収が伸びない時代にける財政運営について質問。
今回、提案されている令和2年度当初予算案は、公明党が柱に置く「気候変動対策」「全世代型の社会保障の基盤確立」「経済の基盤強化」に関する取組が推進されており、スポーツや文化芸術分野も含め、将来の横浜を見据えた投資や、都市としての魅力をさらに高めていく、市長のリーダーシップが発揮されている内容になっていると評価しています。また、令和2年度は、中期4か年計画の折り返しの年にあたり、各事業の目標達成に向けて、取組をより一層加速させていくことが求められています。
一方で、扶助費を初めとする義務的経費は大きく増加しており、将来にわたり、市民の生命と財産を守り、安心・安全で持続可能な都市として成長・発展を続けていくためには、財政運営という観点からは大変難しい舵取りを求められていると考えています。
また、令和3年度の収支見通しでは430億円の収支不足が生じると試算されており、今後も厳しい財政状況が続くことが想定されています。本市の市税収入は、増加基調が近年緩やかになってきており、人口減少社会に突入していく中においては、少しずつ減少していく傾向にあることは否めない状態です。
市長より質問に対し、①横浜の魅力を世界に発信しながら、人づくりや暮らしを支える取組、風水害対策の強化など、打つべき施策をしっかり打っていくという決意を持って取り組んだ。例年以上に厳しい予算編成だっが、市民の皆様の安全・安心をお守りするとともに、将来に向けて横浜の成長と発展に繋げられる予算にまとめることがでた。②限られた財源を有効に活用するため、施策や事業の効果をしっかりと確認しながら、選択と集中をより一層強化していきく。併せて、人や企業を呼び込み、横浜を確かな成長の軌道に乗せることで、財政基盤の強化を図り、持続可能な財政運営に取り組む。との答弁がありました。
誰ひとり取り残すことなく、市民一人ひとりが生き生きと活躍できる、持続可能な社会をつくっていくために、持続可能な財政運営を行いながら、将来を見据えた取り組みをしっかりと進めていくことが何より重要です。