白幡小学校では、防災プロジェクトとして慶應義塾大学の大木聖子先生と研究室の方々が、神奈川区役所、市民防災センター、地域との繋がりを実践しながら5年生が、防災学習を実践しています。
12月20日、白幡小学校の防災学習に足を運ばさせていただきました。この日の授業では、大木先生のもと5年生が、これまでの成長の振り返りと共に、10月に実施したフィールドワーク「自分たちが住む町で起こりうる危険」や「グッドポイント」の2つの視点での活動内容を生かす防災マップの作成へのアドバイスも受けていました。
横浜市の「学校防災教育」の中では、防災教育の充実として ・災害発生時に、自分で考え、正しい判断・行動ができる 自助力を育てる。 ・災害を乗り越えるため、他者と助け合い、困難に立ち向かう 共助力を育てる。 身に付ける ・危機予知トレーニング(KYT)や災害図上訓練(DIG)等を取り入れ考える力を育てる。 ・サバイバル技能(野外炊事の方法、暑さ寒さの防ぎ方等)を 身に付ける。 ・応急救護措置の方法について学習する。
…等が定められています。
子どものうちから「自分の命は自分で守る」術を身につける。そうした子どもが大人になり子どもに教える。そうした文化の醸成が大切です。
大木先生の挨拶では、防災教育の3つの柱「災害から命を守る」「災害にそなえる」「その後に人とかかわる」を意識して,幼稚園から高校までの発達段階に応じた防災教育の開発をしています.学校現場の状況を踏まえること,子供達の命を真ん中におくこと.これらをモットーに,現場の先生方,保護者,そして地域の方々と共に創りあげています。とあります。(HP~)
白幡小学校の取り組みをモデルとして、横浜市の防災教育の水平展開にされることが望まれます。