キリンビール横浜工場 訪問 自然と生命と対話する

キリンビール横浜工場 訪問 自然と生命と対話する

日本のビールの発祥の地は…横浜。
明治3年にアメリカ人コープランドが横浜の山手居留地に「スプリング・バレー・ブルワリー」を創設してビールの醸造を開始し、主に居留外人向けに販売。今日は、“キリンビール横浜工場”を訪問しました。ビールづくりは、自然と生命と対話する…ビールづくりは、芸術という…醸造のフィロソフィーがありました。

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日本に初めてビール醸造所がつくられたのは横浜・山手で、当初は居留地の外国人が主なお得意様でした。明治3年に、アメリカ人、ウィリアム コープランドが横浜・山手に開いたスプリングバレー・ブルワリー製のビールは、やがて、日本人にも飲まれるようになりました。明治14年には、日本人の口に合うようにつくられたビールが発売されています。コープランドの醸造所があった土地はジャパン・ブルワリーを経て、「キリンビール」を生み出し、麒麟麦酒株式会社に引き継がれました。

キリンビールのラベルに描かれている動物は、その名も「麒麟(キリン)」。古代中国の想像上の動物です。慶事の前に現れる霊獣と言われています。なお、この「麒麟」は動物園にいる「キリン」とは別の動物で、ラベルに登場したのは「キリンビール」発売の1888年(明治21年)のことです。(キリンホームページより)dsc_0117

ビールづくりで、素材を醸し、そのおいしさを引き出してくれるのが、麦や酵母の、生き物としての力。そこで自然に敬意を払い、素材のうまさを活かす。それがビールのづくりの難しさで、奥深さということで、ビールづくりは「生命体との対話」。

そして、数字や計算だけではおいしさは生まれません。ビールづくりは確かな技術の上に感性が必要で、その意味でビールづくりは「芸術」であると。キリンビールに代々受け継がれる醸造の哲学、「醸造のフィィロソフィー」があると語られます。

10月1日からリニューアルオープンでの工場見学。一番搾りの麦汁と二番絞りの味の違いや、ホップの香りや、麦芽の甘味、最後にはビールの試飲もできます。レストランも併設で桟橋もでき海上からの訪問ルートも誕生し、海外からの訪問者も増えているとの事でした。

鶴見区生麦という非常に近い場所にありながら、今回初めて訪問しましたが素晴らしいおすすめのスポット。産業ツーリズムや工場ツーリズムと言われるようなこの様な工場見学、大切な観光資源でもああると思います。

 

 

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