読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力、創造力等を高め、又は豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付ける上で大切なものです。
横浜市では「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が平成25年6月に制定され、平成26年4月1日に施行されました。また、子どもから大人まで広く市民の読書活動を支えるための環境を
整え、読書活動を推進するため平成26年3月には、「横浜市民読書活動推進計画」も策定されました。
条例は、 市民の読書活動の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、市民一人一人の心豊かな生活及び活力ある社会の実現に資することを目的として、議員提案により制定されました。
市の責務として、市民の読書活動の推進に関する施策を策定し、実施します。また、施策の実施にあたっては、区の地域性に応じて、読書活動の推進を図るための目標を定めます。
読書活動に関する市民の関心及び理解を深め、読書活動の推進のために、毎月23日を市民の読書の日とし、毎年11月を市民の読書活動推進月間とします。
横浜市民読書活動推進計画の基本的な考え方としては、
教育委員会は、「横浜市民読書活動推進計画」を策定し、全市的な広報活動や民間事業者に協力を働きかけるとともに、区が読書活動を推進していくための基盤をつくります。
区役所・図書館・学校は、連携して区の地域性に応じた読書活動の目標を策定し、地区センターなど地域の様々な市民利用施設のほか、読み聞かせなどの読書活動団体をはじめとした様々な地域団体や民間事業者等と協働し、地域全体で読書活動を推進することにより、より多くの人が読書に親しみ、読書を楽しむことができるよう取組を進めます。
今回、区に1つしかない図書館なので高齢者が足を運ぶのは困難とのお声を頂戴しました。
現在、地域全体で読書活動を推進するために、区役所・図書館・学校と読書関連施設による連絡会等を開催し、情報の共有を進めるとともに、図書館は、専門的な情報や人材を活かして、施設間の連携を強化し、読書活動の推進を図ること目指しています。
例えば、図書館サービスポイント整備として、二俣川や東戸塚の行政サービスセンターで図書館の本の予約や貸出しができるサービスを実施。明年からは、港南台の地区センターでも実施する予定です。
市全体で、400万冊を超える蔵書のネットワーク故にスケールによる、予算等も含めて、メリット・デメリットがありますが、今後の工夫による推進も大切です。