横浜市では、2025年を目標の第一段階に見据えて、2050年へ向けた都心臨海部再生マスタープランを策定。
人口減少・超高齢社会の到来、地球温暖化や災害に強いまちづくりへの対応など、社会状況が 大きく変化する中で、横浜市の更なる成長・発展のためには、都心部の機能強化が不可欠として、中長期を見据えた都心臨海部再生マスタープランが策定されました。
都心臨海部とは、横浜駅周辺地区、みなとみら い21地区、関内・関外地区と、 それら従来の横浜都心に隣接し、 かつ、横浜最大の資源である 「港」に面しているなど、都心に 必要な新たな機能や施設の受け皿 となるポテンシャルを有する山下 ふ頭周辺地区と東神奈川臨海部周 辺地区を加えた5地区を計画の範 囲としています。
2050年に向けたまちづくりにおいての視点としては、「人々に選ばれる都心となる」ことが、横浜の活力を高 めていくうえで重要。そのため、これまでのまちづ くりではぐくまれてきたポテンシャルを生かし、横浜独自の魅力を更に伸ばすとともに、人々に 選ばれるためのまちづくりを戦略的に展開し、活力ある都心の形成を目指します。 また、それに向けた「将来像」を描くとともに、実現に向けた「3つの基本戦略」と「5つの 施策」に基づくまちづくりを展開。
3つの基本戦略とは、「次の時代の横浜の活力をけん引するビジネス・産業づくり」「豊かな創造力・市民力が息づく横浜スタイルの暮らしづくり」「 個性豊かなまちの魅力をつなぎ港と共に発展する都心づくり」。
5つの施策は、「世界中の人々を惹き付ける拠点・空間の形成」「まちを楽しむ多彩な交通の充実」「世界を先導するスマートな環境の創出」「災害に強い都心臨海部の実現」「都市活動の担い手が活躍する仕組み・体制の充実」。
この横浜市都心臨海部再生マスタープランのタイトルには「輝き続ける世界都市横浜の実現に向けて」ともあります。
国も地方自治体も、もはや財政に頼った行政というのは困難な時代です。それぞれの地域の力をどう結集し、引き出すか等、それぞれの創生力の勝負だと思います。
この4年間、将来と足元の現実の生活の視点とを、しっかりと持ち合わせて取り組んでまいりたいと思います。