◎横浜市の放射能対策
◎保育園では
■食材への対応 市場に流通する食材は、出荷元の自治体で検査されるほか、本市の市場でも念のため検査を実施しています。保育所の給食で使用する食材は、原則として市場に流通しているものを使用しています。こうした国や市の検査結果をふまえ、牛肉など疑わしいものについては、学校等と連携しながら、使用を控える措置をとっています。また、幼稚園については情報提供を行っています。
■園庭の空間線量の測定 保育所(6月から)幼稚園(8月から)の園庭における空間線量を測定し、結果を公表しています。10月21日現在で、保育所309園、幼稚園136園、を測定済です。11月末には全ての園で測定を終了する予定です。
■マイクロスポットの可能性がある場所への対応
港北区内の市立保育所のマイクロスポットとなる可能性のある場所で、9月中旬、放射線量の測定と清掃を行い、他の17区の市立保育所でも、同様の場所を予防的に清掃しました。民間の認可保育所や横浜保育室、児童養護施設等については、市立保育所での対応を踏まえ、清掃の実施を依頼、県所管の幼稚園については情報を提供を行いました。
◎学校では
■小学校給食食材の測定
6月16日から、毎日一検体の放射線物質の測定を開始しましたが、保護者の皆様からの「さらに多くの食材検査を」との要請に応えて10月1日から12月末までは、毎日小学校一校分で使用する十数種類の食材全ての検査を行っています。
■校庭の空間線量の測定
6月13日から、全市立小中学校491校の校庭の空間線量測定を開始し、9月末に終了。その後、全市立学校512校を対象としたマイクロスポットの測定を開始し、10月末に終了しました。
■放射線測定器の全校配備
今後は、全市立学校に空間線量が測定できる放射線測定器を配備して、学校における定期的な測定や、放射線に対する学習に活用します。尚、この測定器については、保育所や幼稚園にも貸し出すことを予定しています。
◎公園では
■公園における放射線測定
6月から市内の大規模な公園から順次、空間線量の測定を行っています。今後も月に4公園のペースで測定を行い0.59マイクロシーンベルト/時(10月26日~0.23マイクロシーベルト/時)を上回る値が出た場合には、土砂を除去するなどの対応を行います。 また、局所的に線量の高い場所についても順次測定します。
このほか、公明党として浄水場取水口における放射線の測定や、横浜市北部・南部下水汚泥資源化センター焼却炉の排気ガス測定などを実施すべきと主張しました。また、マイクロスポットとなる可能性のある場所の迅速な測定や、汚染物管理にコンクリートでの遮蔽処置を行うことなどを求めるとともに、横浜版除染計画の策定を提案しました。