ラグビーワールドカップ2019TM、東京2020オリンピック・パラリンピックの安全対策

横浜市内でも開催がされる、ラグビーワールドカップ2019TM、東京2020オリンピック・パラリンピック。

開催に当たっては予防から警防、救急まで綿密な準備が必要です。横浜市では、ラグビーワールドカップ2019TM、東京2020オリンピック・パラリンピック横浜市推進本部の副市長プロジェクトとして危機管理プロジェクトが設置されています。これは危機管理室を中心に各区局が連携して2つの大会の安全対策を進めるものです。9月には、テロ対策合同訓練が横浜国際競技場で実施もされました。

消防局では、平成29年4月に消防局推進本部を設置。安全対策や災害発生時の対応などを定めた基本計画が作成されています。これに基づき、競技会場や関連施設、周辺の宿泊施設などに立ち入り検査を実施し、防火管理状況について指導などが行われ安全対策が図られています。

大きなスポーツ大会での実践・検証では、ハーフタイムに観客が携帯電話を一斉に使用するため、データ通信が繋がりにくくなりました。この時間帯の有事対応には別の通信手段を考慮する等、検討されています。(参考:庁内報10月号)

第3回定例会における決算特別委員会の消防局審査において、ラグビーワールドカップ2019TM、東京2020オリンピック・パラリンピックの火災予防対策について質問しました。以下、質問と答弁内容です。

横浜市では、10月27日に開催されるブレディスローカップを皮切りに、来年9月にはラグビーワールドカップ2019TMが開催され、横浜国際総合競技場でも試合が行われます。また、東京2020オリンピック・パラリンピックのサッカーや野球・ソフトボール開催に向けた準備も着々と進んでいると思います。このような状況で、国内外の来街者の受け入れの新たな施設の建設やリニューアルなどの需要もかなりあるのではないかと思います。災害の未然防止や、被害の軽減を図るために、大会前、期間中の競技会場や宿泊施設等への火災予防対策を進めていく必要があると考えます。

質問:大会関連施設等への立入検査の実施計画について

答弁:29年7月に策定した「消防対策基本計画」に基づき、大会競技会場となる横浜国際総合競技場や横浜スタジアムのほか、宿泊施設、主要駅、大規模集客施設などに対して立入検査を実施し、開催までにまず、自主防火管理体制を確立させていきます。

質問:大会関連施設等への立入検査の実施状況について

答弁:実施計画に基づく大会関連施設117対象のうち、すでに92対象に対して、消防法に基づく立入検査を実施し、防火管理体制や消防用設備等の維持管理状況等の指導を行いました。

大会に訪れる方々をはじめ、多くの利用者が安心して利用できるよう、火災予防に向けて防火管理に取り組む必要があります。

質問:立入検査の実施に伴う今後の対応について

答弁:立入検査の結果、消防法令の不備が認められた対象物に対しては、期間を定めて、大会開催までには、不備事項の是正を徹底し、大会開催中の安全・安心を確保していきます。

世界が注目し、大勢の人々が集まる集客施設などに対して、しっかりと火災予防対策を進めていただく事を要望しました。

 

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