横浜市会 水道・交通委員会  西谷浄水場 常任委員会視察

常任委員会にて西谷浄水場の視察を行いました。

西谷浄水場では、耐震性が不足しているろ過池を更新するとともに、水源水質の悪化にも対応できるよう浄水処理の工程に粒状活性炭処理を導入するため、平成37年度の完成を目標に再整備事業を進めてきました。現在は、相模湖系統の水利権水量の全処理を可能とするために、導水路、浄水処理施設、排水処理施設について全体最適の視点で検討が進められています。この検討を進める中で、新たなエネルギー効率の良い浄水処理システムを実現できる可能性が生じたため、これまでのスケジュールを変更した整備案が検討もされていることもあり、今回の視察となっています。

横浜市では、浄水場の老朽化に対応するため、再整備に取り組んでいますが、道志川水系・相模湖水系・馬入川水系の3つの水源を、1水源1浄水場でそれぞれ処理。施設の効率化を図るとともに、水源水質に適した浄水処理を目指しています。

1水源1浄水場とは、道志川水系(自然流下)は、川井浄水場。相模湖水系(自然流下)が西谷浄水場。馬入川水系統(ポンプ)が小雀浄水場となります。この中で自然流下系浄水場では水源から浄水場へ水を送る際に電力依存しないためエネルギー効率に優れ、費用や環境への負荷を少なくできます。また、災害時における停電の際にも安定して原水を送ることができるために、優先的に整備。施設の耐震化などの再整備の際にも安定給水を確保するため、浄水処理を継続しながら事業が実施されます。

今回、視察の西谷浄水場の再整備では、ろ過池の耐震化、粒状活性炭処理の導入、浄水処理能力の増強(現行35.6万㎥/日→39.4万㎥/日)を行います。

 

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