新たな都市活力推進特別委員会の視察にて、10月に開館する北海道札幌市の札幌文化芸術劇場 hitaruを視察しました。
ここでは、札幌・北海道では公演されたことがないオペラ、バレエ、ミュージカルをはじめとす る国内外の優れた舞台芸術や、ポップスのコンサートなど、あらゆる世代が楽しめる多様なジャ ンルの公演によって、文化と芸術、そして人々の出会いを生み出し、交流の輪を広げていくことが目指されます。
「hitaru」という名は、「札幌市民が思う存分、芸術に『hitaru』場」という思い が込められており応募選考により決定。劇場に集う市民自らが文化芸術を心から楽しみ、深 く味わう様子が思い浮かび、劇場が市民とともに札幌・北海道の文化の殿堂を目指 していくという明確な方向性も示されており、「hitaru」の響きやつづりは「hito+aru」で「ひとがある」を連想させ、この劇場 に人々が集まり、世代を超えて文化芸術に触れ、感動を共有しているという未来が 近づいていることが感じられるとの事。
そもそもの計画は、平成20年「市民交流複合施設計画」が策定され、市街地再開発事業の具体化の検討が進む街区にある、老朽化が著しい旧市民会館の建て替え更新を中心とする施設整備をすることで開始されました。地下鉄大通駅から地下歩道でで繋がり、札幌の都心の交通至便の高い位置にあります。
このhitaruは、「さっぽろ創生スクエア」として26階のオフィス・放送局などの高層棟とhitaruの入る低層棟の交流施設からなる複合施設です。札幌文化芸術交流センター、札幌図書・情報館等が併設。
hitaruのホールは、2.302席の客室、多面舞台、音響反射板が備えられ舞台芸術の創造・発信により文化芸術水準を高めていく札幌・北海道の文化芸術の殿堂を目指すに相応しい施設です。クリエイトスタジオというホール主舞台と同規模の面識で175席の移動観覧席を備える、リハーサルや発表会などで使用できる中ホールや、小練習室なども備わります。
世界から信頼され、国内外の人々を引きつける、これからの札幌都心まちづくりの一翼を担う事業として位置づける、街づくりの一環として整備されています。文化芸術劇場の予算額は、約350億円。