横浜市では、にぎわいスポーツ文化局では、世界中が注目する急成長分野である e スポーツを活用し、さらなるにぎわい創出を図るとともに、国籍・性別・年齢・障害の有無等に関わらず誰もが参加できる特徴を活かし、e スポーツを通じた交流促進による地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。
まず、eスポーツの定義ですが 、一般社団法人日本eスポーツ協会のHPに記載されています。そこでは、『「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。
「eスポーツ」はゲームの対戦や大会を表す言葉として2000年頃から使われはじめました。その後、インターネットの普及に伴い、リアルタイム対戦に特化したゲームが世界中で遊ばれるようになり、動画配信プラットフォームで多くの観客(視聴者)を集めるコンテンツに成長。なかでも、高い技術を持つ競技者による対戦・大会は、従来のスポーツと同じように興行としての需要が生まれています。』とあります。(一般社団法人日本eスポーツ協会/Japan Esports Union (JESU))
さて、このたび、市民のみなさまにeスポーツの魅力をお伝えする企画展示「eスポーツコーナー」を、横浜市役所2階プレゼンテーションスペースで開催。誰でも無料で体験できる据置型ゲーム機も設置れました。また、8月 29 日~31 日には、市役所1階アトリウムにて、『横浜 e スポーツ大会 戦参〜SENZAN〜』が開催されます。
『横浜 e スポーツ大会 戦参〜SENZAN〜』は、年齢、国籍、障害の有無に関わらず、全ての市民の皆様にeスポーツに親しんでいただくことを目的に開催されます。市民参加の身近な大会であると同時に、一部のタイトルでは、世界大会の予選を兼ねる等、本格的なeスポーツ大会です。
本年1月にはパシフィコ横浜国立大ホールで、日本国内のeスポーツ界における功績を讃える年に一度の祭典「日本eスポーツアワード2024」が開催されました。
その年に最も輝いたeスポーツプレイヤーや関係者を表彰する華やかなイベントで、格闘ゲーム、スポーツゲームなど、様々なジャンルのトップ選手に加え、プロチーム、ライブ配信を行うストリーマーやeスポーツキャスターなど、eスポーツの最前線で活躍する皆さまが、この横浜に一堂に会しました。本年度も、横浜の地で「日本eスポーツアワード2025」が開催をされるとも聞いています。
また、横浜市では、地域で高齢社の社会参加に向けたeスポーツの活用を行っている地域もあります。青葉区では、誰もが生きがいのある自分らしい人生を送ることができる地域を目指し、高齢者の皆様が身近な地域の通いの場に参加し、仲間とつながりながら、楽しく活動を継続(社会参加)することができるよう、eスポーツを活用した取組を進めています。「日中、公共の場で皆で楽しみながら行う電子機器を用いたゲーム」を楽しんでいるとのことです。
さらなるにぎわい創出や、e スポーツを通じた交流促進による地域コミュニティの活性化に期待が寄せられます。