横浜市 令和7年上半期火災・救急概況

令和7年1月1日から令和7年6月 30 日迄の火災・救急概況が発表されました。

火災件数が増加。過去10年で2番目の件数を記録し、平成29年以来の400件を突破
・火災件数は412件で、前年同期と比べ83件増加しています。
・建物火災は267件、そのうち住宅火災は172件で、いずれも過去10年で最多となっています。
・放火自殺を除く火災による死者は12人で、前年同期と比べ4人減少しています。

救急出場件数。・搬送人員ともに、5年ぶりの減少、傷病程度別割合は中等症が最多
・救急出場件数は120,415件で、前年同期と比べて2,858件(2.3%)減少し、搬送人員も97,288人で、前年同期と比べて2,917人(2.9%)減少しています。
・傷病程度別割合では中等症者が47.8%、前年同期に比べ2.1%増加して最多となっています。
・火災件数は412件で、前年同期と比べ83件増加しており、過去10年で2番目に多い件数となっています。
・火災種別ごとの内訳は、「建物火災」が267件(前年同期比34件増)で過去10年で最多となっているほか、「車両火災」が25件(同5件減)、「その他の火災」が120件(同54件増)となっています。
・建物火災のうち住宅火災は172件で、過去10年で最多となっています。

主な出火原因
・全火災における出火原因の上位は「放火(疑いを含む)」が82件(19.9%)、「たばこ」が69件(16.7%)、「こ
んろ」が52件(12.6%)、「電気機器」が45件(10.9%)となっています。
・住宅火災における出火原因の上位は「こんろ」が42件(24.4%)と最も多く、次いで「たばこ」が27件(15.7%)、「電気機器」が25件(14.5%)となっています。こんろ及びたばこの件数は高止まっているほか、電気機器は増加傾向となっています。
・全火災における出火原因は前年同期と比べ、放火(疑いを含む)は37件、たばこは13件それぞれ増加しています。また電気機器は過去10年で最多となる45件で、その約半数の21件はリチウムイオン電池に起因する火災となっています。

火災による死者・負傷者
●放火自殺を除く火災による死者は12人となっています。
・死者は前年同期と比べ4人減少し、全員が住宅火災で亡くなっています。
・死者の年齢別では、65歳未満が2人、65歳から74歳が3人、75歳以上が7人となっており、高齢者(65歳以上)は合計10人で、全体の83.3%を占めています。
・住宅用火災警報器の設置が確認できなかった火災による死者は9人となっています。
・死者のうち半数を超える7人が就寝中の火災によって亡くなっています。
● 火災による負傷者は64人となっています。
・負傷者は前年同期と比べ2人減少し、そのうち51人(79.7%)が住宅火災で発生しています。
・全ての負傷者のうち29人(45.3%)が65歳以上の高齢者となっています。 

~ 火災 を起こさないために!今すぐできる防火対策〜

対策 ① 家のまわりに燃えやすいものを置かない
ごみ集積場所のごみや、家の周囲の燃えやすい物などに放火される火災が多発しています。家のまわりには段ボールなどの燃えやすいものを放置せず、ごみは各地域で決められた日・場所に出しましょう。

対策 ② こんろを使用するときは、その場を離れず、服装にも注意

食用油を加熱したまま放置すると、過熱して発火する危険があります。こんろを使用中にその場離れる際は、必ず火を消しましょう。また、こんろの火が衣類に燃え移る着衣着火にも注意が必要です。調理時にはゆったりした服や袖口の広がった服は避けましょう。

対策 ③ モバイルバッテリーなどの充電は目の届く場所で

モバイルバッテリーは、落下の衝撃や過度な圧力、高温環境、間違った使い方等により発火や発煙の恐れがあります。万が一に備えて、充電中は目の届く範囲に置いておきましょう。また、モバイルバッテリーの周りに燃えやすいものは置かないようにしましょう。(横浜市記者発表資料)

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