「日本アフリカ友好横浜市会議員連盟」第9回アフリカ開発会議(TICAD)について

横浜市会では、アフリカ各国との友好をさらに促進するため、平成27年2月に横浜市会議員有志により「日本アフリカ友好横浜市会議員連盟」が設立されています。議員連盟会員はアフリカ諸国訪問、国内のアフリカ関連イベントや各国ナショナルデーへの出席など活発な活動を行っています。

昨日、令和7年度の総会が開催されました。そして、丸山則夫外務省アフリカ開発会議(TICAD)担当大使による講演会が開催をされました。今年、8月にはTICAD9が横浜で開催をされます。講演のテーマは、TICADのこれまでの歴史を振り返るとともに、TICAD9が目指すもの、横浜に期待する役割等についてお話をいただきました。2050年には人口が約25億人となり、世界人口の約4分1(若年層は約3分の1)になると予測されます。その中で長期に渡りダイナミックな成長が期待できる大陸としてアフリカに期待も寄せられます。

TICADとは、Tokyo International Conference  of African Development  , 1993年に日本が立ち上げた「アフリカ開発に関する首脳級の国際会議」です。今年は「第9回アフリカ開発会議 TICAD9」が8月20日から22日に横浜で開催をされます。共催者の国連、世界銀行、国連開発計画(UNDP)及びアフリカ連合委員会(AUC)をはじめ、国際機関、民間企業、市民社会、自治体等、アフリカ開発に関わる多様なステークホルダーが参加します。

ここでは、社会、平和と安定、経済の3分野で議論。また、「官民連携」「若者と女性」「域内統合・連結性強化」といった横断的なテーマに焦点が当てられ、アフリカと国際社会の課題解決策を共に創り上げていく事が目指されます。

そして、若い人口と豊かな資源に恵まれたアフリカの活力を日本の成長に繋げる。そして、グローバル・ガバナンスの強化に向け、グローバル・サウスの重要な一角を担うアフリカ諸国との連携性強化が目指されます。国際機関、民間企業、市民団体等によるテーマ別イベント(セミナー、ブース展示等)も開催される予定です。

分団と対立が深刻化する国際社会において、アフリカは国連加盟国数の4分の1を占めます。また、アフリカ各国によるいわゆる『グローバルサウス』としての存在感も高まっています。日本が世界を分断・対立ではなく、協調に導く役割を果たすためにも、TICADプロセスを通じて、グローバルサウスの重要な一角を担うアフリカ各国との連携を強化していく事が重要と。TICAD開催前に、改めて貴重なお話をお聴きできました。

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