横浜市立大学を視察 “凹んでも、もどる心を。”

公明党横浜市会議員団にて、横浜市立大学福浦キャンパスにお伺いをし横浜市立大学が推進する研究について視察しました。

相原学長より、横浜市立大学が推進する研究と共に、がんや感染症分野での最近社会実装につながった医学研究についてお話しがあり、先端医科学研究センターの再生医療研究に関する説明、JST共創の場形成支援プログラム採択拠点事業、先端医科学研究センター新興感染症研究センターの見学も併せ、各センター長、教授より説明を受けました。

横浜市立大学先端医科学研究センターは、2006年に設置された大学直属の研究センターです。臨床への橋渡し研究を推進すると共に、各解析センター等の研究活動を基盤に、これまで文部科学省の「イノベーションシステム整備事業」や、日本医療研究開発機構(AMED)の「難治性疾患克服実用化研究事業」、「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」「ウィルス等感染症対策技術開発事業」等、数々の大規模プロジェクトに参画する等、国内有数のライフサイエンス研究拠点として着実な成果を重ねてきています。

8年前に公明党横浜市会議員団として視察した、再生医療研究も、基礎研究が進展し臨床研究に向けたトラスレーショナル・リサーチ(橋渡し研究)として推進。新興感染研究センターは、新型コロナウィルス感染症のパンデミックにおける高精度な抗原検出が可能な抗体の開発や中和抗体を測定する新しい手法の開発、市民の抗体価に関する調査報告などを全国に先駆けて実施した実績があります。今回は、その施設も見学しました。

また、昨年度横浜市立大学が代表機関として採択された産学官共創拠点の形成を目指す「JST共創の場形成支援プログラム」において、推進している「若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現するメタケアシティ共創拠点」の研究では、幸福でないと感じる日本の若者の現状から、生きづらさの要因に対する個別アプローチからの脱却、レジリエンスの獲得を目指します。

“凹んでも、もどる心を”… 若者の心の不調を早期発見し、心を上向かせるコンテンツを提供する研究とシステム(MeeTea)の開発が行われています。MeeTea(ミーター)は、10代から20代の若者が気軽に集まれるメタバースのプラットフォームです。医師や心理系専門家もサポートする中、デジタルメディスンとなるゲームや音楽などのコンテンツや仲間とのコミュニケーションなど、心理特性に合ったケアと快適な繋がりの提供が目指されます。

MeeTeaを使用することで、若者が主体性、自尊感情、つながる力などの自己特性を向上させ、たくましい心(心理的レジリエンス)の獲得が目指されます。若者の生きづらさを解消し、持続可能で高いウェルビーイングを実現する社会を創造目指して開発が進められています。大変大きな期待が寄せられます。

 

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