議案質疑 新型コロナワクチン接種等。

令和3年第4回市会定例会 議案関連質疑。公明党を代表して、尾崎議員が新型コロナワクチン接種事業、自宅療養者見守り支援事業、保健所体制の強化等について本会議議案関連質疑を行いました。

「新型コロナウイルスワクチン接種事業」横浜市は、基礎自治体として最大の人口を擁しており、短期間で一斉に市民の皆様にワクチンを接種することが、難しいことは言うまでもありません。そのような中、1、2回目の接種では、 様々な接種手法、接種場所、接種時間を組み合わせ、着実に接種を進めてきました。その結果、7月末には、希望する高齢者の皆様への接種が終わり、11月3日には2回目の接種を終えた方が、12歳以上の人口の84%に達しました。実に、287万人以上の市民の皆様が、ここまでに接種を終えたことになります。

ワクチン接種に関しては、国からも日々新しい情報が提供される中で、本市ではウェブサイトを中心に最新の情報が更新され、市民の皆様に対し、いち早く、わかりやすく、情報を届けることに注力されてきたと認識していますが、一方で、接種券が配布されてもすぐに予約が取れず、いつになったら予約が取れるのか、多くの市民の皆様が不安を感じたのも事実です。特に、パソコンやスマートフォンを利用しない高齢者等の方にとっては、いつどこで接種を受けることができるのかなどの情報を得ることが難しい状況がありました。3回目の接種に向けては、1、2回目のこうした課題を解消し、市民の皆様が、不安を感じることのないよう情報が届き、接種券を受け取った際には、すみやかに予約できる仕組みを整えなければなりません。

質問:予約の集中を緩和するための工夫

《市長答弁》1回目、2回目の接種では、接種券の一回当たりの発送数が大変多かったことで、予約の受付開始日に問合せが集中し、予約が大変取りづらい状況となってしまいました。3回目の接種におきましては、2回目の接種完了から8か月が経過した方に、1週間ごとに、接種券を同封した個別通知を発送いたします。個別通知を受け取った方から予約ができるようにすることで、予約の分散化を図ります。また、個別通知には、区ごとに接種会場の一覧を同封して、インターネットを使わない方でも接種を受けられる場所の情報を得やすくいたします。

質問:インターネットを利用できない高齢者等への予約支援

《市長答弁》3回目接種の予約では、コールセンターの席数を560席に拡大して、電話による予約に対応してまいります。また、区役所には2人ずつ配置しておりました相談員を5人体制に増員いたしまして、お困りの方の相談とともに、新たに対面での代行予約を受け付けることにいたしました。さらに、民間企業等とも幅広く連携をして、円滑な予約に向けたサポートに取り組んでまいります。

質問:3回目接種に当たり個別接種を円滑に実施するための方策

《市長答弁》まず、市民の皆様にご案内している接種医療機関は、接種開始当初から徐々に拡大をいたしまして、現在、約1,100か所に増えてございます。3回目の接種に向けては、更により多くの医療機関で接種がしやすくなるよう、今後も働きかけを強く行ってまいります。また、本市のウェブサイト上におきまして、希望日や、希望するエリアでの条件検索が可能になる、そういった条件で予約枠に空きがある医療機関を検索できるような仕組みを作ります。これらによりまして、市民の皆様にスムーズに予約できるようにしていきたいと考えております。

質問:3回目接種の集団接種会場の設置の考え方

《市長答弁》3回目の接種は個別接種を中心として進める予定ですが、集団接種会場につきましては、市域を方面別に分けまして、個別接種の医療機関の状況、鉄道駅からのアクセス等を考慮して、設置を行う予定でございます。また、接種日等は、曜日や時間帯に配慮いたしまして、市民の皆様が接種を受けやすいようにしていきます。

 

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