“自らの命を守る” 浸水ハザードマップ&マイ・タイムライン

神奈川区では、各家庭に「保存版・浸水ハザードマップ」「マイ・タイムライン作成シート」をこの夏に配布してます。これ以前には、災害による被害を軽減するために、自分の住むまちの災害リスクを知ることが重要との観点から各家庭でオリジナルの「my防災マップ」が作成できるように、令和元年度に防災マップを一新。区民の皆さまが手に取っていただくことにより、世帯単位での発災時の対応力向上を図る取り組みも行っています。

「マイ・タイムライン」とは、大事な命を守るために、台風などは事前に進路や規模が予測できることから、接近時の計画を事前に立てておくことで適切な避難行動につなげることができます。「マイ・タイムライン」は市ホームページからダウンロードまたは、区役所で配布しています。

「マイ・タイムライン」5つのステップ⇒1住んでいる地域の危険性を把握する(警戒レベルごとの防災情報などを確認)⇒2気象情報・避難情報などを理解する⇒3情報手段を把握(“横浜市防災情報Eメール”や、スマートフォンアプリ“Yahoo!防災情報”等から情報を収集する。⇒4 避難行動を理解する。「垂直避難」丈夫な建物の2階以上、または近隣の高い建物へ避難。「水平避難」安全な場所への避難(指定緊急避難場所などの避難場所、土砂災害警戒区域以外の親戚の家等)5非常時の持ち出し品を準備する。

この「マイ・タイムライン」の作成研修については、横浜市では、地域にアドバイザーを派遣。「マイ・タイムライン」を作成する研修を行っています。(対象:自治会・町内会・マンション管理組合等)

「浸水ハザードマップ」は、洪水・内水・高潮の3つのハザードマップを1冊にまとめたものです。自分の住む地域で、大規模な水害が発生したらどう自らの命を守るか。住んでいる地域が浸水想定区域になっているかを確認し、台風や大雨の水害等、これから起こるかも知れない災害に対して、一人ひとりの家族構成や地域環境に合わせて、あらかじめ時系列で整理した自分自身の避難行動計画(マイ・タイムライン)を作成していくことを推進していく事を目指しています。

洪水・内水・高潮の3つをまとめました。

「洪水ハザードマップ」は、水防法(水防法15条、同法施行規則第11条)に基づき、洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るため、想定し得る最大規模等の降雨により河川が氾濫した場合に浸水が想定される、洪水浸水想定区域及び想定される水深を表示した洪水浸水想定区域図に、避難所等の情報を表示しています。

「内水ハザードマップ」は、大雨時に下水道等からの浸水が想定される区域や浸水する深さ等をまとめたマップです。平常時の防災意識の向上や円滑な避難行動等に活用するものです。近年、甚大化する自然災害に備えて、想定雨量がこれまでの2倍となる1時間あたり153㎜に変更されました。

「高潮ハザードマップ」は、平成27年の水防法改正により、高潮に対する避難体制の充実・強化のため、想定し得る最大規模の高潮による浸水想定区域を指定・公表する制度が創設されました。この水防法の規定に基づき、神奈川県は、想定し得る最大規模の高潮である「高潮浸水想定区域図」を作成し、浸水が想定される区域を「高潮浸水想定区域」として平成31年4月19日に指定しています。※横浜市では、現在神奈川区・金沢区の2区のみ水防法(水防法15条、同法施行規則第11条)に基づき、高潮ハザードマップを作成しています。

一人ひとりの家族構成や地域環境にも合わせて、あらかじめ自分自身の避難行動を計画しておくことが、「自らの命を守る」事に繋がります。

 

 

 

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