日本初、世界最新の都市型循 “YOKOHAMA AIR CABIN” が22日開業します。
本日は、赤羽国土交通大臣と共に内覧会に出席し、試乗しました。 “YOKOHAMA AIR CABIN”は、JR桜木町駅と新港地区の運河パーク(ワールドポーターズ前)を結び、街を高所から楽しみながら移動できる観光振興施設として、新たな横浜・みなとみらいの魅力を創出。世界的な照明デザイナーの石井幹子氏が駅舎やキャビンの演出照明計画の監修をされています。赤レンガ倉庫やハンマーヘッド等、女神橋も開通しており、回遊性も高まります。横浜の新たなシンボルとして、都心臨海部の全体への波及効果が期待されます。
ロープウェイは、全長約630m、高さ最大約40m。定員は8名。全てのキャビンは、バリアフリーで、空気の自然循環による換気システム、LEDによる演出照明など、最先端の機能を備えています。この事業は、平成29年に横浜市が実施した都心臨海部の回遊性を高める事業提案において、よこはまコスモワールドも運営する泉陽工業(株)から計画が提出され、市の評価委員会の審議等を経て事業が進められてきました。横浜市は、公費の支出はせず、駅舎の占有を許可。
現在のコロナ禍で、横浜市の観光産業は、大きな打撃を被っています。横浜市ならずこの国における観光産業は、宿泊施設のみならず航空や鉄道・バス・船舶などの運輸業、テーマパークなどの施設、レストランや土産店、MICEに関わるイベント・コンベンション業、ガイド、旅行会社など大変に裾野の広いサービス産業です。
観光は元気のない経済を活性化できる大きな分野として“観光立国”を掲げ、推進してきた所以です。そして、観光の語源は、中国の「易経」の「国の光を観る、もって王に賓たるに利し」という一節に由来します。国の光を観る。街の光…すなわち市民の自慢できる“街づくり”に起因すると思っています。自慢できる“横浜”の街づくりをイノベーションなども携えて、コロナ禍を乗り越えていかねばならないと思います。安心して滞在できる等、これまでの延長線上ではなく、観光立国の実現に向けた新たな道筋を描く事になります。