産前・産後女性に寄り添い、家事や育児などの暮らしを守る「産後ドゥーラ」。一般社団法人の梁川妙子理事をお迎えして、勉強会を開催。産後ドゥーラは、一般社団法人ドゥーラ協会が、2012年に民間資格として立ち上げがされました。家事代行サービスのヘリルパーと似ていますが、女性の産前産後の心身の状態、家事、育児などの研修を受けている事や、暮らしに関する情報の提供、冷蔵庫にある素材で臨機応変に調理できる訓練も受けています。利用者の指示待ちでなく、必要な支援を主体的に行います。
妊娠中から産後は、母親の心身や生活が大きく変化する時期です。睡眠不足や疲れ、自分の身体や育児への不安、思うように家事のできない生活など、一人ではどうすることも出来ない状況になることもあります。何かやって欲しいことが明確なわけではなく、とにかく今のつらい状況を何とかしたい、ということもあるでしょう。産後ドゥーラは、その時々の母親の気持ちに寄り添いながら、その時の状況に合わせたサポートを行います。頼ることができること、頼れる人が身近にいることは大切です。
コロナ禍の中で、出産まもない母親の「産後うつ」のリスク上昇の懸念もされています。産後うつの可能性がある母親の割合が通常時の(10%程度)の約2倍になっているとの報道もあります。
産後ドゥーラは、優しさを持って受けとめ、頼られる存在として産後の母親を見守り支えます。(産後ドゥーラ) 現在、市町村の産後ドゥーラ利用の助成制度を設けている自治体もあります。これまで、公明党横浜市会議員団として、子育て支援包括センターの設置等、産前産後の支援に力を注いできましたので、今後の取り組みを検討して参ります。