横浜スタジアム周辺では、横浜DeNAベイスターズによる活性化の取組が積極的に展開され、今では、試合開始の数時間前から、ユニフォームや帽子を身につけた幅広い世代の方で賑わっています。昨年3月にオープンした「THE BAYS」に私も訪れましたが、創造都市・横浜の新たな活動拠点として、素晴らしい取組だと感じました。
これらの動きは、昨年3月に市と締結した包括連携協定もベースとした、スポーツによるまちづくりの好事例になっている事から、横浜市会第2回定例会の一般質問において、市長に対し質問。以下質問と答弁です。
(1)民間事業者による横浜スタジアムを中心とした、スポーツを通じたまちの活性化について、どのように受けとめているのか。
市長:民間事業者の取組が、従来の野球観戦だけでなく、市民の参加型イベントなどで多様な集客や賑わいを生み出し、街の雰囲気が大きく変わってきたと感じています。また、「THE BAYS」は、スポーツとクリエイティブをテーマに、新たな産業等を創出する拠点となっています。これらは、関内・関外地区の活性化につながる取組として、大変心強く感じています。
◎関内・関外地区は、中期4か年計画の素案の中でも、「『スポーツ・健康』をテーマとしたまちづくりを進める」とされていますが、例えば、今年度、事業者公募を行う現市庁舎街区など、今後の具体的事業も含めて、これからの関内・関外地区は、スポーツを切り口に様々な取組を連携していくことが大切だと考えます。
(2)現市庁舎街区の活用など、関内・関外地区の様々なまちづくりを、スポーツという観点でどのように進めていくのか。
市長:これまでの歴史、文化・芸術に加えて、スポーツ・健康という観点も重要でありまして、横浜スタジアムや文化体育館と、現市庁舎街区などの拠点を十分に連携させて、相乗効果を生み出し、地区の活性化と魅力向上につなげていきたいと考えています。
◎スポーツには、まちの活性化以外にも様々な効果があります。例えば、子どもの心身の健全育成や体力の向上、中高年の生活習慣病の予防にも効果がありますし、体を動かすということで、楽しさや喜びをもたらしてくれるものだと思います。中期4か年計画の素案の中でも、「スポーツ都市横浜」の実現を目指すと掲げています。
(3)「スポーツ都市横浜」とはどのような都市なのか、市長の見解をお伺いいたします。
市長:世界トライアスロンシリーズ横浜大会や横浜マラソンなど大規模スポーツイベントの開催や地元プロスポーツチームとの連携を通じて、集客促進や地域経済活性化を目指します。また、誰もが身近な場所でスポーツに親しめる環境づくりを推進し、スポーツを通じて市民の皆様の暮らしの充実やまちの活性化を図るスポーツ都市横浜を実現します。
◎公明党では、身近な場所でスポーツに親しめる環境づくりとして、小中学校のグラウンドへの夜間照明設置を要望しており、今年3月には、横浜市スポーツ推進計画の中間見直しにおいて、夜間照明設置の検討が位置づけられました。スポーツの力により、市民の皆様の暮らしが充実し、横浜のまちがより一層活性化されることが大切です。