学校施設の安全対策について

学校施設の安全対策について

平成28年度横浜市一般会計補正予算の学校特別営繕費について議案関連質疑を行いました。以下質問項目と答弁の趣旨となります。

横浜市の学校施設の多くは昭和40年代から50年代の人口急増期に建設され、半数以上の学校が建設から40年以上経過している現状があります。そのため、横浜市では12年度に「公共施設の長寿命化に関する基本方針」を定めて、不具合が発生してから補修する事後保全から、予防保全に転換しました。これにより適切な時期に大規模な修繕を行い、学校施設の寿命を延ばすことになりました。

学校施設の安全対策の進め方について

学校施設が常に安全な状況を維持するためには、学校の不具合を早期に発見し、対応することが重要です。引き続き、学校や専門家が定期的に点検を行い、必要な修繕を速やかに実施していきます。

また、学校施設の点検で確認された不具合などの施設情報を管理するため「学校施設カルテシステム」を建築局等と共同で開発しており、これにより市立学校全体の施設の状態把握を行っていきます。国費の獲得など予算の確保に努めまして、今後も、安全に関わる対策を最優先で実施していきます。

屋内運動場改修の長寿命化の内容

目標耐用年数の70年を達成するために実施しています大規模改修です。実施にあたっては、国の補助メニューである「長寿命化改良事業」の交付決定を受けて、まず、構造体の劣化状況などの調査を行います。工事の内容ですが、構造体はそのままで、屋根、内外壁及び床について、予防保全の視点で大規模な改修を実施し、長寿命化を図ります。

外壁・サッシ等の落下防止対策の取組内容

外壁や窓サッシ等は、法律に基づき3年ごとに点検を実施しますが、劣化の影響を受けることから、毎年学校による点検も実施しています。

窓サッシについては、落下を防止する部品の取り付けや、窓ガラスの飛散防止として、強化ガラス又は網入りガラスへの交換を進めているほか、外壁改修の際に老朽化した窓サッシの交換を行っています。また、外壁についても、点検の結果、老朽化が進んでいる学校を優先して、年20校程度で大規模な改修工事を実施しておりますが、29年度は、国の二次補正と連動して、例年を上回る30校で改修を実施する予定です。

 

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