福島県環境創造センター交流棟(愛称:コミュタン福島)を大口、高木衆議院議員、若松参議院及び神奈川県本部有志にて視察。この施設は、放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めていくための施設です。正しく知って…正しく恐れる。教育的視点の大切さも学びました。
「モニタリング」として、空間線量や放射線物質のきめ細やかで継続的なモニタリングを行うとともに、緊急時におけるモニタリング体制を整え、緊急時の対応に当たります。「調査研究」では、放射線計測、除染・廃棄物、環境動態、環境創造について調査研究を優先度に応じて計画的、体系的に進め、適時・的確にその成果を活用。
「情報収集・発信」という点では、関係情報を収集し、県民がわかりやすい形で利用できるような情報発信体制の整備を進めるとともに、世界が注目する知見や経験を国際的に共有するための積極的な情報収集・発信が行われます。「教育・研修・交流」では、福島県の環境の現状や放射線に関する正確な情報を伝え、福島県の未来を創造する力を育むための教育・研修・交流に取り組んでいます。また、大学と連携した長期にわたる人材育成に貢献することを目指しています。
また、福島県は、原子力に関する高度な知見を有するIAEA(国際原子力機関)との協力を進めており、放射線モニタリング・除染、人の健康、緊急時の対応などで覚書を交わしています。
前例のない原子力災害からの環境回復・創造には、国内外の英知を結集して取り組みを推進。研究棟では、国で唯一の原子力に関する総合的な研究開発機関である日本原子力研究開発機構(JAEA)及び環境研究に関する中核的機関の国立環境研究所(NIES)が調査研究を行っています。JAEA、NIESは緊密に連携して、放射線物質に汚染された地域の環境回復・創造のため、放射線計測、除染、廃棄物、環境動態、環境創造の4つの部門で調査研究を実施。
福島の環境回復と創造にむけて、様々な観点からの取り組みがなされていました。