「大阪発、公園からの健康づくり」推進グループさんが連携して推進している “公園からはじまる心とからだの健康づくり” を枚方市の山田池公園に 横浜市健康づくり・スポーツ推進特別員会の会派視察としてお伺いしました。
大阪発、公園からの健康づくり 推進グループとは、公園管理者のみならず、企業や他の団体等とも連携した取り組みの推進をするとの事で、大阪府公園協会・淀川河川公園管理グループ共同体・大阪スポーツみどり財団・(株)公園マネジメント研究所が連携したグループです。
この「大阪発、公園からの健康づくり」推進グループでは、連携して公園からはじまる心とからだの健康づくりを推進しています。
活動の概要は、
- 公園で健康づくり運動を行うことへの総合支援。
- 異なる公園の管理者が連携し、どの公園でもサービスが受けられる、利用者目線の条件整備。
- 企業・団体等と連携した取り組みを実施。
超高齢社会や健康寿命、メタボやロコモ、介護予防や医療費削減、国民の健康づくりは国家的課題です。そんな中で、気軽に体を動かせる場として、改めて公園が注目し、体を動かしたくなる公園づくりに取り組まれてるのが「大阪発、公園からの健康づくり」推進グループさん。
公園で楽しみながら体を動かせるイベントも数多く開催。初心者の方も大歓迎で気軽に参加できます。赤ちゃんからお年寄りまで、世代を超え、またそれぞれの世代で楽しみの輪を広げています。
また、イベント情報だけでなく、健康に関してのさまざまな情報を発信。知ることで自分や家族の健康、健全な地域づくりの推進を目指されています。
歩きたくなる走りたくなる公園に向けての整備・管理をされている一つの公園が、枚方市の山田池公園。
プログラムの中でも、注目なのがスロージョギング。スロージョギングとは、隣の方と話ができるくらいの運動の強さで行うジョギングをスロージョギングと定義(日本スロージョギング協会)。
客観的には乳酸が急増し始めるランニング速度あるいはそれ以下で、ヒトにより速度が違います。これは、疲労がたまらない強さですから、誰でもラクに楽しく始める事ができ、継続しやすい運動です。
例えば、高齢者や運動経験の少ない人は、歩く速度か、むしろそれより遅いペースで行います。無理をせず、自分にあった適切な運動強度で行うことが大切です。ランニングは、減量やメタボ対策、生活習慣病の予防や治療、*サルコペニアや脳機能の改善に効果的である事が分かっています。*サルコペニアとは骨格筋・筋肉が減少していること。(日本スロージョギング協会HP~)
手軽で、自分のペースで会話をしながら、ウォーキングと比べて約2倍のカロリーを消費するそうです。ダイエットや運動不足、頭の活性化にもピッタリ。横浜で推進している健康スタイル、よこはまウォーキングポイント事業と連携できればと思います。
公園こそがヘルスケアのプロバイダーで、健康価値を高める情報発信の場として役割も担えるという視点も大切にしたいと思います。