横浜市 公園の禁煙について

先日、市民の皆様との懇談会をしたおり、公園愛護会で活動をされている方から、たばこの吸い殻のポイ捨てが減らない、公園が来年から禁煙とも聞いているが、とのご質問がありました。

横浜市において管理する公園はおよそ2700か所に上ります。現在、公園を含む屋外での喫煙は改正健康増進法により周囲に受動喫煙を生じさせないように配慮義務が課されているます。公園内での受動喫煙を防ごうと昨秋に市内の公園5カ所で禁煙も試行。今後は、公園条例を改正して禁止行為の項目に「喫煙」を盛り込み、来年4月から全面禁煙にする方向で検討がされています。

横浜市では、「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」を目指し、子どもたちが安全に安心して遊べる環境を確保するため、横浜市公園条例の中に、公園における禁止行為として、「喫煙」を追加することについて、公園における受動喫煙対策の方向性として取りまとめ、4月から5月まで市民意見募集(パブリックコメント)を実施しました。その実施結果では、横浜市の公園での全面禁煙を望むご意見が、62.6%となりました。(記者発表資料)

① 公園での全面禁煙を望むご意見 404 件62.6%  ② 分煙環境の整備を望むご意見(公園の全面禁煙を望むもの) 63 件 9.8% ③ 分煙環境の整備を望むご意見(②以外) 83 件 12.9% ④ 公園を禁煙にすることについて否定的なご意見 57 件 8.8%  ⑤ 公園の禁煙に関すること以外のご意見 38 件 5.9%  

公園での全面禁煙を望むご意見の例として/・禁煙にすることで公園の美化にもつながりますし、子どもたちが安心して遊べる環境になると思います。・公園の禁煙に大賛成です。 公園に喫煙者がいた場合、公園の利用を諦めていました。子どもと一緒の時は子どもも悲しい思いをしていました。・賛成です。自身も健康のために副流煙を吸いたくないです。・待ち望んでいました。歩きタバコやベンチでの喫煙により、せっかく気持ち良く散歩や、公園での憩いを楽しんでいたのに、気分を害されることもしばしばあり、子どもへの影響も懸念していました。禁煙の明文化について支持します。

公園を禁煙にすることについて否定的なご意見の例/・市街地でのポイ捨てや、喫煙禁止エリア外での喫煙が増加すると思うので反対です。・喫煙者を追いやらないでください。・人に迷惑をかけるべきではないのはその通りだが、禁止することではないと考えます。

今後、こうしたご意見等を踏まえて、市会定例会に改正議案が提出され、議決されれば2025年4月から公園での禁煙に踏み切る事になります。条例が改正されると公園での喫煙は各種禁止行為と同様に5万円以下の過料となります。現在まで禁止行為で過料に処された事例はないことや、公園数を考慮すれば過料に関する人員配置は現実的には困難。「過料の徴収が目的ではなく、受動喫煙の防止が目的」としています。「公園内禁煙というルールを守ってもらえるように周知」する取組が強化される事になります。

 

 

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