友人ががんの治療でウィッグを使用するが、助成制度がないでしょうかとのご相談が寄せられました。
病気やけがで髪を失った“ヘアロス”の人を支える外見(
「アピアランスケアとは、がんやその治療に伴う外見変化に起因する身体・心理・社会的な困難に直面している患者とその家族に対し、診断時からの包括的なアセスメントに基づき、多職種で支援する医療者のアプローチである。」と定義されています。
横浜市では、「横浜市がん撲滅対策推進条例」に基づいて、アピアランスケアの推進も行われています。一昨年度のアピアランスケアへの支援として、がん患者へのウィッグ等購入費の助成を1432件行ったほか
横浜市では、がん患者の皆さまの就労や社会参加を応援し、生活の質がよりよいものになるように、平成28年度からウィッグ(かつら)の購入経費の一部を助成しています。
【参考】「髪が抜けますと言われたら」「ウィッグを買いたいと思ったら」。横浜市では、ウィッグの探し方や選び方を解説しているリーフレットを作成しています。
○ 助成を受けることができる方
助成の対象となる方は、次の項目すべてに該当する方です。
・申請日時点で、横浜市に住民票がある方・抗がん剤治療等の副作用による脱毛症状等に対処するために、ウィッグを購入した方で、現在、治療を受けている方又は申請する日から2年以内の期間に治療を受けていた方※すでに交付決定を受けている方は、前回交付決定を受けた翌年度から5年間は新たな申請ができません。
○ 助成対象経費/助成の対象となるのは、ウィッグ等を購入した日から1年以内に助成金申請があったものです。
なお既製品だけでなく、帽子や材料等を購入して作成する場合も対象となります。※レンタルの場合は、対象外です。ただし、レンタル期間後に買取となる場合は、対象となります。
○ 助成金額
10,000円を助成します。購入額が10,000円に満たない場合は、実際に購入した金額とします。10,000円未満のウィッグや帽子等を複数購入した場合、購入日から申請日までが1年以内であれば合算して申請できます。就労や社会参加を支援するという観点から、上限金額を定めて助成しています。
詳細は、横浜市HPをご確認ください。https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/kenko-iryo/iryo/gan/taisaku/wigannai.html