アピアランスケア がん患者へのウィッグ購入費助成

友人ががんの治療でウィッグを使用するが、助成制度がないでしょうかとのご相談が寄せられました。

病気やけがで髪を失った“ヘアロス”の人を支える外見(アピアランス)ケアに社会的な関心が高まっています。自治体では医療用ウィッグなどの購入助成制度の導入が相次でいます。日本毛髪工業協同組合の調べによると、導入自治体は今年4月時点で647団体。各地の公明党の地方議員が議会などで訴え、実現に導いてきたものが多くあります。

「アピアランスケアとは、がんやその治療に伴う外見変化に起因する身体・心理・社会的な困難に直面している患者とその家族に対し、診断時からの包括的なアセスメントに基づき、多職種で支援する医療者のアプローチである。」と定義されています。

横浜市では、「横浜市がん撲滅対策推進条例」に基づいて、アピアランスケアの推進も行われています。一昨年度のアピアランスケアへの支援として、がん患者へのウィッグ等購入費の助成を1432件行ったほか、アピアランスケアに関するリーフレットのリニューアルでは、患者を取り巻く環境の変化を踏まえ、インターネットでウィッグ購入する際の探し方や選び方に関するリーフレットを新たに作成。また、髪、爪、肌、眉毛・まつげのアピアランスケア方法を解説した4種類のリーフレットを改訂しています。(以下 横浜市のHPの助成内容です。)

横浜市では、がん患者の皆さまの就労や社会参加を応援し、生活の質がよりよいものになるように、平成28年度からウィッグ(かつら)の購入経費の一部を助成しています。

【参考】「髪が抜けますと言われたら」「ウィッグを買いたいと思ったら」。横浜市では、ウィッグの探し方や選び方を解説しているリーフレットを作成しています。

○ 助成を受けることができる方
助成の対象となる方は、次の項目すべてに該当する方です。
・申請日時点で、横浜市に住民票がある方・抗がん剤治療等の副作用による脱毛症状等に対処するために、ウィッグを購入した方で、現在、治療を受けている方又は申請する日から2年以内の期間に治療を受けていた方※すでに交付決定を受けている方は、前回交付決定を受けた翌年度から5年間は新たな申請ができません。

○ 助成対象経費/助成の対象となるのは、ウィッグ等を購入した日から1年以内に助成金申請があったものです。

なお既製品だけでなく、帽子や材料等を購入して作成する場合も対象となります。※レンタルの場合は、対象外です。ただし、レンタル期間後に買取となる場合は、対象となります。

○ 助成金額
10,000円を助成します。購入額が10,000円に満たない場合は、実際に購入した金額とします。10,000円未満のウィッグや帽子等を複数購入した場合、購入日から申請日までが1年以内であれば合算して申請できます。就労や社会参加を支援するという観点から、上限金額を定めて助成しています。

詳細は、横浜市HPをご確認ください。https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/kenko-iryo/iryo/gan/taisaku/wigannai.html

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