9月議会 本会議…『新しい公共について』…一般質問を行いました。
◎『財政が厳しい…』という表現が、国においても自治体においても…毎年の予算編成で使われます。
藤沢市においても…平成8年度の第一次行政改革から、平成18年度からの5カ年による第3次行政改革まで…予算・人員・組織・事業の仕分け等…『削減』を目指して行ってきたことは評価できます。
しかし…全国でも課題となっている歳出面での…公共施設の老朽化や都市基盤施設の老朽化(下水道・道路・橋りょう)にたいする取りみや…経済の悪化や、少子高齢化、生産年齢の減少などによる個人市民税の減少の影響に対して…
これまでの『削減』を目標数値とした『行財政改革』だけでなく…自治体の『経営』を本格的に考え…実践するパラダイムシフトが必要な時代とも言えます。
地方自治法に定められてもいる…住民福祉の増進を損なうことなく…多様なニーズに応えるためにも…市民やNPO…市民活動団体やボランティアとの連携が重要な鍵ともなります。
現時点における、来年度の予算編成に向けての概算要求を基にした歳出の財源不足は120億円を超える見通しで…
直面する課題の解決に向けて…地域経営会議を中心とした地域分権・地域経営…新しい公共による『公民連携』の推進…広域連携の推進の視点で…選択と集中による中長期財政計画が立てれることになります。
藤沢市においては…素晴らしい湘南の風土…企業や大学の立地とも併せて…多様なパワーが潜在しています。
これからは…藤沢らしい温かみのある新しい公共の構築の為に…市民との距離を近づけ…顔の見える政策策定が大変に重要な課題となります。