群馬県高崎市にある、介護デイサービス事業者の株式会社エムダブルエス「日高デイトレセンター」を視察。
超高齢社会をスマートモビリティで変える取り組みで、自社揮発の送迎システム「福祉MOVER」によるデイサービスの送迎業務の効率化を図り、デイサービスへの送迎以外の時に使われていない介護車両を、利用者(要介護認定者)の日常の足として利用。群馬県内で実施中で、バス便が減少する中、地域交通サービスを維持することが目的。要支援・要介護者のみが対象ですが、タクシー会社棲み分けが等の既存の事業者との役回りの課題解決も重要です。
車いすを必要とするなど交通弱者が対象者であり、タクシーに乗せられない方への援助や、ひきこもりる事なく外出し介護度が上昇することなく健康維持への手助けにもなります。介護業界も含めた新たな地域のインフラを支える挑戦です。
「福祉MOVER」は、人工知能を使って最適配車を実現。スマホアプリを使って施設送迎車両を施設の送迎だけでなく、買い物や通院などの「移動の足」として高齢者に使ってもらう取り組みです。世界各地で利用されている配車アプリ「ウーバー」の介護車両活用事例とも言えます。介護を必要とする人が、週2回のデイサービスだけでは介護状態から良くならない。非通所日も外出支援して、生活の質の向上にも繋がります。
群馬県内には約1000か所のデイサービスがあり、同業者と連携し使える車を増やして公共交通がないところへの支援拡大につなげたいとも話されています。
高齢者が免許返納しても安心して移動ができる地域であれば、返納もすることができます。安心の外出支援も、必要ですし、横浜の様な山坂の多い身近な地域における地域の交通網の確率等。多様な地域における交通網の新技術開発への期待も含めたベストミックスが求められます。
