横浜市中央卸売市場本場及び横浜南部市場への常任委員会市内視察を行いました。
横浜市では、昭和6年2月、神奈川区に、全国で3番目、東日本では最初の中央卸売市場が開設されました。昭和34年11月には肉類を専門に扱う食肉市場を鶴見区に開設。さらに人口増加による本市市場に対する需要の増加を背景に、昭和48年11月、金沢区に南部市場が開設されました。
しかし、近年の市場取扱高の減少等を受け、平成22年に策定した「横浜市中央卸売市場の再編・機能強化に関する基本方針」に基づいて、平成27年3月に南部市場を中央卸売市場としては廃止し、青果部・水産物部については本場に統合、花き部については同年4月に民営地方卸売市場に転換。現在、横浜市は、本場・食肉市場の2市場を、卸売市場法及び横浜市中央卸売市場業務条例に基づき開設・運営し、公正かつ効率的な取引のもとに、日常生活に欠かせない安全で安心な生鮮食料品等の安定供給がされています。
生鮮食料品、生産者・出荷から集荷から消費等へそれぞれの役割を担って流れています。卸売事業者は、全国の生産者から出荷者を経由または、直接、生鮮食料品を出荷します。集荷した食料品は、仲卸事業者や売買参加者にせり売、または、相対売りにより販売されます。仲卸事業者は、市場内の店舗に来る買い出し人や契約店などに販売します。売買参加者は卸売事業者や仲卸事業者から直接買い入れた食料品を契約店や消費者に販売します。
横浜の食文化の一丁目一番地、横浜中央卸売市場は、横浜の財産の一つです。