世界中から障害のある人も含めあらゆる人が集い、そして、障害のある選手たちが繰り広げる圧倒的なパフォーマンスを直に目にすることのできる2020年パラリンピック競技大会は、この共生社会の実現に向けて社会の在り方を大きく変える絶好の機会です。内閣官房では、東京大会を契機とする共生社会の実現に向け、「心のバリアフリー」 を推進しています。
横浜市においても2020年は、野球等オリンピック・パラリンピックの会場となります。冒頭の文章は、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部の取り組みです。
2020 年東京大会に向けては、「障害の有無にかかわらず、女性も男性も、高齢者も若者も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし支え合い、誰もが生き生きとした人生を享受することのできる共生社会を実現することを目指」し、「心のバリアフリー」を進めることとされた「ユニバーサルデザイン 2020 行動計画」も定められています。
「心のバリアフリー」とは、様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うことです。
「ユニバーサルデザイン2020行動計画」では、以下の3点とされています。
- (1)障害のある人への社会的障壁を取り除くのは社会の責務であるという「障害の社会モデル」を理解すること。
- (2)障害のある人(及びその家族)への差別(不当な差別的取扱い及び合理的配慮の不提供)を行わないよう徹底すること。
- (3)自分とは異なる条件を持つ多様な他者とコミュニケーションを取る力を養い、すべての人が抱える困難や痛みを想像し共感する力を培うこと。
これを機に、横浜市としての取り組みも機運を高める事、大切です。