横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2024が5月3日〜6日、パシフィコ横浜の展示ホールにて開催をされていましたので、GREEN×EXPO 2027の開催も横浜市で計画されていることもあり足を運んで参りました。最新のバラ、人気のバラや、世界のアジサイの新品種の展示や園芸のワークショップ、ステージ企画。子ども向け職業体験等様々な企画が鮮やかな花々の展示と共に展開されていました。
横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2024実行委員会による開催主旨は次のように記されていました。「2017年に「全国都市緑化よこはまフェア」を開催した横浜市では、花と緑で「人・時・まち」をつなぐ「ガーデンネックレス横浜」という取組を官民協働で続けています。コロナ禍の困難な時期でも、花と緑による美しい街並みや自然豊かな里山は、変わることなく人々の心に潤いや安らぎを与え続け、“植物がもたらす豊かな時間”への関心が広がっています。
また2027年には、日本の自然観や美意識、花と緑のあふれる暮らし、持続可能な地域・経済の創造や社会的な課題解決に貢献する新しいグリーン万博、GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)が、ここ横浜で開催されます。人口370万人を擁し、首都圏でも抜群のアクセスの良さと知名度を誇る横浜・みなとみらい地区。ここで新たに開催する「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2024」は、日本最大級の新しい園芸イベントとして、こどもから大人まで多くの方に園芸の楽しみを共有・発信し、花と緑を愛する心をつなげるとともに、花き・園芸産業の振興を図って参ります。」(横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2024実行委員会HP)
横浜では、全国に先駆けて緑や公園に関する多くの取り組みが行われて来ました。日本で初めての西洋式公園である山手公園の開設、農地を都市の中の貴重なオープンスペースとして早くから位置づけ、公園などと一体的に進めた施策展開。横浜みどりアップ計画など、社会からの要請や課題に対応しながら、緑や公園は都市の要素の一つとして、重要な役割を果たしてきました。
「公園とみどり 横浜の150年」(横浜市環境創造局)の末尾には、「世界の人々を惹きつけ、市民が誇りを感じるまち、横浜の実現に向けて」として、以下の様に結ばれています。“社会状況に目を向けると物質的な豊かさに満たされつつある中、より精神的な豊かさが実感できるまちや地域社会が求められています。また、本格的な少子高齢社会を迎え、横浜が訪れたい都市になるため、住みたい都市になるための取り組みも必要です。”“このような中で、都市の景観、風格形成、地域の活性化、都市環境の保全、観光MICE,子育て、観光、防災、文化など、様々な視点から「緑」への期待はますます高まっています。先人達の成果に安住することなく、これからも全国緑政のトップランナーとして、緑や公園の取り組みを充実させ、世界の人々を惹きつけ市民が誇りを感じるまち、横浜を目指していきます”と。
国際的な園芸・造園の振興や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造や社会的な課題解決等への貢献。花や緑との関わりを通じ、自然と共生した持続可能で幸福感が深まる社会の創造を提案、横浜から明日に向けた友好と平和のメッセージを発信。GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催への取り組みが、より“世界の人々を惹きつけ市民が誇りを感じるまち”の推進にならねばと思います。