本年度所属する、基地対策特別委員会にて海上より市内の米軍施設の「鶴見貯油施設」「瑞穂埠頭/横浜ノース・ドック」を視察しました。
「鶴見貯油施設」は、鶴見区安善町に所在。昭和27年11月21日より提供されています。在日米海軍横須賀補給センター燃料部の出先として、横須賀市に所在する貯油施設(吾妻倉庫地区)からタンカーで運ばれる航空機燃料を一旦貯蔵し、ここから鉄道、自動車で横田基地へ供給しています。13基(海側;エリアI-4基、陸側;エリアII-9基)のタンクがあり、約12万キロリットルの貯油能力があるといわれています。
神奈川区にある「瑞穂埠頭/横浜ノース・ドック」には、在日米陸軍施設管理本部(ふ頭地区)、在日米海軍横須賀基地司令部(郵便地区)があります。
ふ頭地区には、大型・小型船舶用バース、野積場、倉庫等があり、物資の搬出入や軍人・軍属等の移動に伴う貨物輸送業務等が行われています。また、陸上自衛隊が建物約1,870㎡を共同使用。
郵便地区は、極東からペルシャ湾に至る米海軍関係の郵便業務が行われています。
横浜ノース・ドックには本年、米陸軍が小型揚陸艇部隊を新編13隻及び約280名が編成。横浜市はノースドックについても早期の返還を継続して求めています。新編は基地の恒久化につながるおそれがあり、瑞穂ふ頭/横浜ノース・ドックの早期返還を求めている横浜市としては、安全保障上、必要であることは理解はするものの遺憾としています。また市民の不安を払拭するために、適時適切な情報提供と、市民生活の安全・安心に影響を及ぼすことのないよう対策を講ずることを求めています。