新港ふ頭客船ターミナルと横浜市が公民連携で開発を行ってきた客船ターミナル、ホテル、商業施設、公園を含む複合施設「横浜ハンマーヘッド」が完成しました。横浜港全体のさらなる発展を目指し、街や陸、海、空をつなぐ海の駅「ヨコハマ ウミエキ」を施設のコンセプトに、新たなにぎわい創出を目指す施設です。
開発・運営は「新港ふ頭客船ターミナル」株式会社。総床面積約3万平方メートル・地上5階建てで、飲食店を中心とした25店舗とホテル「インターコンチネンタル横浜 Pier 8」、乗下船の際の検査所兼イベントホールとなる「CIQホール」で構成されています。
名称の「ハンマーヘッド」とは、1914年に新港ふ頭の西側の突堤に整備された日本で最初の湾港荷役専用の「ハンマーヘッドクレーン」。現在は使用されていませんが、2018年には歴史的遺構として土木遺産に登録されています。
出店の店舗構成は、全国初出店となる「YOKOHAMA CARAMELLABO」、新業態の「鎌倉紅谷 Kurumicco Factory」「ありあけハーバースタジオ」、横浜のチョコレートブランド「VANILLABEANS THE ROASTERY」、横浜初出店の「ピーターラビットカフェ」「茶寮 伊藤園 横浜」「THE ALLEY」など。1Fには、JAPAN RAMEN FOOD HALLにラーメン店6店舗も入っています。
複合施設の3階~5階に「インターコンチネンタル横浜Pier 8(ピアエイト)」が開業。 客船ターミナルは11万6千総トン級の客船が接岸できるよう、岸壁は総延長340メートル、水深は9.5メートルとする。11月4日には第1号として大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」が入港。
2020年3月には建物の海側に「ハンマーヘッドパーク」、同年7月には新港地区とヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル前をつなぐ「みなとみらい歩行者デッキ」が整備される予定です。