いじめ認知過去最多 32万件 文科省16年度問題行動調査

文部科学省の「問題行動調査」で、2016年に全国の小中高校などが認知したいじめが前年度日9万8676件増の32万3808件と大幅に増加。これは、1985年度調査開始以来最多とのことです。

増加について、3年連続で30万件を超えたのも初めてとの事。

特に小学校で増。積極的に認知する姿勢が学校現場に浸透したほか、ささいなけんかにも注目して早期発見に努めるよう促したことも増加の要因となったようです。16年度からは、けんかやふざけ合いに見える行為であっても、教員の判断で「いじめ」と捉えるよう求めています。そのため目に見えるけんかなどが起きやすい小学校で認知件数が大幅に増加。文科省児童生徒課は「積極的に認知し、早めに対応する方針が浸透した」としています。

しかし、この調査では昨年度、自殺した子どもについても調べていて、その数は合わせて244人に上りました。前の年より29人増え、平成に入ってから最も多くなっています。
内訳は、小学生が4人、中学生が69人、高校生が171人。自殺の背景について複数回答で尋ねたところ、原因が分からない「不明」が最も多く132人、「進路問題」と、「家庭不和」がそれぞれ27人、将来への不安など「その他」が20人、「友人関係での悩み」が17人、「いじめの問題」が10人などとなっています。

認知から、「命の大切さを教えるなど、今度は予防にも力を入れてほしい」と文科省はしていますが、全力の取り組みが必要です。

 

 
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