アジア開発銀行(ADB:Asian Development Bank)とは、アジア・太平洋地域における経済成長及び経済協力を助長し、開発途上加盟国・地域の経済発展に貢献することを目的とした国際開発金融機関です。
「貧困のないアジア・太平洋地域」をめざし、融資・技術協力・出資などを行っています。
第50回となるアジア開発銀行年次総会が、2017年5月 横浜で開催されます。加盟国・地域から3,000名を超える参加者が見込まれる国際会議です。
横浜市では「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに、開催に向けた準備を進めています。
横浜市会第2回定例会の本会議一般質問において、公明党を代表して「アジア開発銀行年次総会横浜開催」についても市長に質問しました。
ADBは、「貧困のないアジア太平洋地域」をビジョンとして掲げ、半世紀にわたり開発途上国への融資や技術支援など様々なプロジェクトを実施し、人々の生活水準の向上に大きく貢献してきています。横浜市も同様に、日本を代表する国際都市としてアジアの都市への技術協力に力を注いでおり、ADBとは2013年に都市として初めて国際技術協力に関する覚書を締結し、今回更なる連携強化に向けて、覚書の更新を行いました。
Y-PORTセンターとの連携によりアジアの都市課題解決支援を行うことや、「アジア・スマートシティ会議」へのADBの主体的な参加などについて、連携項目が追加されました。このように、ADBと横浜市は、密接な連携・協力関係を築いてきており、記念すべき第50回のADB年次総会が横浜で開催されることは両者にとってたいへん意義深いものと考えています。
テーマやロゴは、イベントをイメージするツールとして大変重要です。今回発表された、第50回の年次総会のテーマ 「ビルディング ツギャザー ザ プロスぺリティ オブ エイジア
「Building Together the Prosperity of Asia ~ともにひらく、アジアの未来 」とロゴは本市の提案が採用されました。
テーマは、ADBと日本が、同じアジアの一員として積み重ねてきた50年間の関係をベースに、今後も協力し、未来への新たな一歩を踏み出していく決意と、「ともに創り、開拓する」、「深く知り、啓発する」、「おもてなしで互いの心を開く」という3つの意味を込めています。またロゴには、横浜の街並みを表す要素を数多く含めまして、日本らしさと横浜をアピールするデザインとされています。