人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業として、「健康・つながり・まち」づくりをテーマとした地域再生モデルの竹山団地を視察しました。
神奈川大学サッカー部63名が高齢化率45%の竹山団地に住み、竹山キッチンはサッカー部食堂の機能に加え地域に開放。スパイス料理教室(写真:絶品スパイスカレー)、子ども食堂も。地産地消は多世代交流農園で部員の育てた無農薬野菜!低炭素トレーニング室は最新「健康」テクノロジーで元気に!!竹山セントラルは、介護と交流ラウンジ。人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業です。サッカー部員は、サッカーだけでは、学ぶ事の出来ない人間性を学びます。だから試合は、地域みんなで応援!!
神奈川大学サッカー部の学生たちは、竹山連合自治会と連携し、さまざまな地域活動行事(花火大会、防災訓練、イルミネーション飾り付けなど)をサポートしたり、近隣の小学校への学習支援や学校行事のサポートをしたり、竹山団地に住む高齢者を対象としたスマホ教室の支援を行うなど、地域住民の皆さんとの交流を深めています。
竹山団地は、供用開始から50年以上経過する郊外住宅団地で、高齢化率が約45%と区内で最も高く、高齢者の介護予防・健康増進、コミュニティの活性化等が課題となっています。また、団地センター地区では銀行や商店等が撤退し、生活利便の低下、来街者の減少等が起きています。そこで本プロジェクトでは、団地内センター地区の空き店舗等を改修し、介護予防と参加型の健康スタジオ、多世代のつながりづくりの拠点施設として整備し、神奈川大学サッカー部員が施設の運営にあたります。介護事業者による運動プログラムの作成、大学生や地域住民によるスタッフ参加等、地域ぐるみで高齢者の健康指標改善とコミュニティの活性化を図り、事業効果の検証を行っています。(神奈川大学HP竹山団地プロジェクト)
竹山セントラルは、地域の皆様の「健康促進」「生活習慣改善」「コミュニティの場」を目的に造られた未来研究所です。
スタジオスペースでは、健康体操教室やヨガなどのプログラムが受講できます。
竹山エアラボは、低酸素システムを導入した最新鋭のトレーニング施設。
施設内の酸素濃度を18.2%~13% ※(標高 1,200m~3,900m相当)の範囲でコントロールできるため、低酸素環境下でトレーニングが可能となっています。低酸素空間でのトレーニングを行うことができれば、通常の運動より短時間・低強度の運動で健康を保つことができるため、アスリートだけではなく、高齢者や運動習慣のない方にも適した環境を作ることが可能です。
竹山キッチンは、サッカー部の学生だけでなく、地域住民、団地住民、地域住民など、新たな繋がりが生まれるみんなの憩いの場です。神奈川大学サッカー部の食堂として利用されるだけでなく、時間帯に応じて誰でも食事を楽しめる場として開放。地元のパンや学生が育てた新鮮な野菜を使った料理を提供し、スパイス料理教室や子ども料理教室などのプログラムも展開しています。スパイスカレーをいただきました。絶品!
神奈川大学サッカー部は『F+1』を掲げています。『Football + 何か1つ』という意味で、フットボーラーとしてサッカー部に参加することはもちろん、別な形で社会に対してもうひとつ参加することを目指しています。視察の感想は、“素晴らしい”の一言に尽きます。こうした展開が拡がる事が望まれます。









