呉淞口国際郵輪港(上海宝山国際クルーズターミナル) を視察

呉淞口国際郵輪港、上海宝山国際クルーズターミナルを視察。

呉淞口国際郵輪港は、上海市北部にある宝山区の港で、虹橋国際空港から 35㎞地点の場所にあります。上海中心部(外灘や南京東路)からは車で約 1 時間半。 2008 年 12 月に、上海市発展改革委員会の計画認可を受け、2009 年に着工、2011 年 11 月に開業。

2012 年7月には、コスタ・ビクトリアとボイ ジャー・オブ・ザ・シーズが同ターミナルをホームポートとする発着クルーズを開 始。その後も多くの大型客船の拠点となり、2012 年の開業当時の客船寄港数 は年間 60 隻、乗下船客は 28.4 万人だったものが、2017 年は 466 隻、291.6 万人を 数えるまでになる。

2018 年 5 月には、利用者の累計が1千万人を突破。発 着クルーズの回数は、2018 年はアジア1位の 369 回を記録。 寄港増に対応するため、2018 年7月にはターミナル建物の増設を行っており、 20 万トン級客船の2隻同時発着に対応可能となっている。さらに、現在 774mのバ ース延長を 1500mに 延伸し、2バースを 追加整備予定しており4隻同時着岸可能に。 その他、環境対策 にも力を入れており、 客船への陸電供給に 対応しICT 化も推進。

また、客船ターミナル周辺には、国際会議が可能な高級ホテル(Delta Hotels by Marriott)も開業。世界有数のクルーズ業界見本市であるSeatrade Cruise Asia Pacific の会場に。 主に国内からの上船者が多く上船料などの収入が多く、横浜が意識する観光インバウンドに対する経営の視点と異なる様に思えました。

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