本日、今年度最後となる「観光・創造都市・国際戦略特別委員会」が開催をされました。この一年間の総括としての中間報告書が示され意見交換の後、委員長から議長あてに提出される運びとなりました。
この一年間の調査・研究テーマとして「選ばれる国際港都横浜の魅力づくり推進」を掲げ、調査・議論・意見交換等、委員会活動を行ってきました。
現在横浜市における観光集客実人員、観光消費額、市内主要ホテルの稼働率は、過去最高を記録しています。国としても、インバウンドが好調で。平成28年に訪日外国人旅行数が2000万人を突破。2020年までに4000万人の突破を目指しています。
また、横浜市では、2019年、2020年とラグビーワールドカップ、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催もされます。客船寄港回数では、平成27年に12年続いた日本一が途切れたものの、日本の船の寄港数は依然として国内の他港と比較しても高い状況が続いています。
海運の状況は、アライアンスの再編が進み、コンテナ船が大型化する中で、国際的な船舶の排出がす規制の強化が進展。燃料がLNGへ転換することが見込まれ、東アジア主要港間での北米航路のバンカリング港の主導権争いが見込まれています。
横浜市の課題の一つとして、日帰り客と宿泊客の割合をみると日帰り客が7割近く占め、観光船が寄港しても多くの客が他都市へと向かい、市内の消費などに結びつかない点などがあります。海外から訪れた人が、横浜で楽しんで消費を促す仕組みは大切になります。
そのための魅力の創出、魅力の発信、受け入れ機能の強化を促す取り組みを一体的に行う必要があります。都心臨海部に限らず、横浜全域に盛り上がりの渦を起こすシステムの構築が今後も検討される余地があります。観光・創造都市・国際戦略特別委員会の取り組みは、街づくりそのものの一部でもあることから、今後もオール横浜で取り組んでいく事が望まれます。