横浜が培ってきた多様な文化を受け 入れる風土を大切にしながら、一人一人の個性を尊重し、認め合う 社 会が求められている。 福祉のまちづくりの基本的な考え方である基本的人権の保障、生 活者主体の視点並びに市民、事業者及び行政による協働に加え、暮 らす人だけでなく訪れる人や勤める人も含め、横浜に関わる全ての 人がお互いを尊重し、助け合う、人の優しさにあふれたまちづくり を基本理念とし、市民、事業者及び行政が一体となって、次世代に つなげていくことができるまちを目指し、この条例を制定する。
これは、横浜市福祉のまちづくり条例の冒頭です。本日は、2017年度横浜市神奈川区視覚障害者福祉協会の定期総会に参加をさせていただきました。ゴールデンウィークの素晴らしい天候の中での開催ですが、誰もが住みやすい共生社会やユニバーサルデザインについて改めて考える機会となりました。福祉まちづくり条例の趣旨を、もう一度確認。
ホームからの転落や列車との接触事故防止などを目的とした安全対策のホームドア。横浜市の事業名は、鉄道駅舎可動式ホーム柵等整備事業で、平成26年度から鉄道事業者の整備に対して、補助金交付支援を行います。これまで、東横線・みなとみらい線の横浜駅、相鉄線横浜駅、東横菊名駅等の設置補助を行い、継続して事業が推進されています。平成28年度以降も、1日にあたりの乗降客が10万人以上のの駅及び視覚障害者利用施設の最寄り駅を対象に、事業者の申請に基づき、順次推進されていきます。
点字ブロックは、正式名称を「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。視覚障害者が足裏の触感覚で認識できるよう、突起を表面につけたもので、視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設されているブロック(プレート)のことです。上の写真の「誘導ブロック」は、進行方向を示すブロックです。線が並んだ形状をしているため、「線状ブロック」とも呼ばれています。これは、視覚障害者がブロックの突起を足裏、あるいは白杖で確認しながら突起の方向にしたがって進むことができるように設置されています。 次の「警告ブロック」は、危険箇所や誘導対象施設等の位置を示すブロックです。点が並んでいる形状をしているため、「点状ブロック」とも呼ばれています。これは、文字通り注意すべき位置を示すブロックです。階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端等に設置されています。
事業者、国・県・市が推進するまちづくり、精力的に全国へ拡がる展開が求められます。