コロナ禍で見えた子どもに関する課題について

令和元年度決算第一特別委員会・子ども青少年局審査

コロナ禍で見えた子どもに関する課題について

①発達障害児やその家族は、社会生活を送るうえで、様々な問題を抱えているにもかかわらず、発達障害に関する配慮や受入体制はまだまだ十分ではありません。例えば、今年は新型コロナウイルス陽性となった発達障害児や保護者も実際にいらっしゃいますが、受入れ先の医療機関によっては、本人の障害特性を理解した対応をしてもらうことが十分できなかったといったお話を、実際にいただいております。障害のある方が医療機関にかかる場合、普段から配慮が必要となります。ましてや普段以上に感染対策が必要となるコロナ対応においては、当事者の不安も非常に高く、医療機関にとっても前例のない状況下で対応に当たっています。このような状況において、安心して適切な対応を受けるためには、医療機関との受入調整において、しっかりと連携を取る必要があると思います。

障害児等がコロナで入院する場合は、障害特性等の情報を共有し、適切に療養できるようにしていくことが必要である思うが副市長の見解を(質問)。 [答弁]特に障害のある子どもは、環境が変わることで普段よりも不安定になる傾向があったり、またこれまでの状況をなかなか病院も理解をしていない場合もあります。今後は、入院先の調整をする際には、情報の共有をしっかりしなくてはいけないと考えています。また、こういったケースもあるということを十分に想定して、さらに関係機関ともどういう受け入れが最も適切なのか、検討していきたいと考えています。

 ⓶公明党はゲーム障害は重大な問題であるという認識のもと取組みを進めており、依存症対策全国センターである、久里浜医療センターを視察をしております。依存症の治療には長い年月がかかること、依存症に対応できる専門家もまだ少ないこと、ゲーム依存の弊害として、起立時にめまいや動悸、失神などが起きる自律神経の病気である起立性調節障害となり、朝なかなか起きられないことから不登校になるなど、現代の子ども達にとって深刻な問題になっていくのではないかというお話しがありました。また、新型コロナウイルス感染予防対策としての学校の長期休業をきっかけに、ゲームに依存する子どもが今後さらに増えることも危惧されているところです。

子どものゲーム障害の対応について(質問)。[答弁]子どものゲーム障害の背景には、家庭・学校生活や友人関係など、様々な問題が背景にあると考えています。社会全体でこの問題を理解し、効果的に取り組んでいく必要があります。本市としても様々ある依存症の中でも、とりわけ重要な課題のであると認識しておりますので、しっかりと対策してまいります。

 ゲーム障害は新たな課題です。横浜市立大学医学部との連携による依存症に関する研究なども進めるなど、総合的に、全庁的に支援や対策に取り組まれることを要望しました。

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