市民の文化力を劇場でつなげよう 堺市芸術文化ホール「フェニーチェ堺」

いい劇場をつくり、いい出し物をつくれば人が集まる。劇場は、街本来の文化の底地力を見せる場でもあるのだと思います。(指揮者/佐渡 裕氏 Asahi Family フェニーチェ堺 特別編集版)堺市芸術文化ホール 「フェニーチェ堺」を横浜市会芸術・文化議員懇談会メンバーにて視察。

「フェニーチェ」とは、イタリア語で不死鳥の意味。 堺市は、大坂夏の陣、第二次世界大戦などによって焦土と化しましたが、その都度、不死鳥のように蘇ってきた歴史が語源との事。「フェニーチェ堺」は、堺市芸術文化ホールとして10月にOPEN。芸術文化を通して、多くの人に感動や喜びを届け、心豊かな生活と活力ある地域社会を生み出す劇場としてスタート。地下1階、地上6階で、大ホール:2000席 小ホール:312席の他、大スタジオ、小スタジオ、展望ガーデン、文化交流室、多目的室、空中歩廊、緑化オープンエリア、水盤(カスケード)、交流・創作ガレリアからなる施設で建設費は約156憶円。国費として社会資本整備総合交付金も含まれています。

大ホールでは、オーケストラ、オペラ、バレエ、ミュージカル、ポップス等の多彩な公演が可能な他、集会等の催しにも対応できる南大阪最大の2000席の多目的ホール。舞台は様々な演目に十分に対応する機能を持ち合わせています。小ホールは312席ですが、客席はバルコニー席も設置され、小ホールでこの舞台でこの席の配置は、あまり見たことがく舞台との距離を考えると一体感あふれるホールです。

今回の視察で、ロームシアター京都、フェニーチェ堺と視察しましたが、横浜市におけるバレエ・ミュージカル等の本格的な劇場について考えると、文化芸術の力を最大に発揮できる文化芸術立国の先導的役割を担う、国家戦略的な位置付けの劇場の検討の規模感なのかと思えます。

 

 

 

 

 

URL :
TRACKBACK URL :

コメント

  • 最近の投稿
  • 人気の記事
  • Category
  • アーカイブ