市民・文化観光・消防委員会 旭川市視察

市民・文化観光・消防委員会にて、旭川市を視察。旭川市は、大正11年に市制施行された人口約34万の都市です。

今回の調査項目は「生涯スポーツ振興に関し現地含めた視察」。

旭川市におけるスポーツの振興については、国が平成12年9月にスポーツ振興法に基づく「スポーツ振興基本計画」を策定したことを受け、生涯にわたって運動・スポーツ活動に親しみ、健康な生活を送ることなどを目指す「旭川市スポーツ振興計画」が策定され、見直しを行いながら今日まで施策展開されています。

旭川市では、第1次計画の初年度である平成18年に65歳以上の高齢者の割合22.4%であったものが、10年後の平成28年には31.3%。横浜市よりも10年早い高齢化の進展状況にあります。すでに3人に1人が高齢者という状況。セカンドライフの充実や健康寿命の延伸を重視し、スポーツやレクリエーションが果たす役割はますます大きくなっているとした上で、具体的に高齢者スポーツの施策展開を図っています。

市民のスポーツへの取組状況では、市内の成人が過去1年以内にスポーツに取り組んでだ割合は、63.5%。約3人に2人が直近の1年以内にスポーツに取り組んでいます。成人が週1回以上スポーツを実施する率では、平成27年の市民アンケートで43.2%。「旭川市スポーツ振興計画」の策定の目標が50%との事もあり、市民が生涯にわたってスポーツに取り組むことができる環境づくりの推進に継続して取り組んでいます。

取り組むスポーツの傾向では、ウォーキング・軽い体操・パークゴルフ、ジョキング、ゴルフの順で、個人で気軽に取り組めるスポーツが上位。

逆に、スポーツに取り組まない理由として「時間がない」が33.3%。「嫌い」が22.9%。また、取り組んでいても、スポーツをする頻度が下がっている現状もあるとの事。それぞれのライフスタイルやライフステージに応じてスポーツに親しみ継続していく事ができる環境づくりが重要となります。

今回は、旭川市の嵐山レクレーション施設、「パークランド嵐山」も視察。農村とと都市の交流を促進して地域の魅力を高めるとともに、心身の健全なスポーツ環境を図ることを目的としています。

全コース72ホールのパークゴルフ場。センターハウス内休憩所には、食堂・売店・会議室・シャワー室もあり、新鮮な地場野菜の販売もされていました。降雪のある地域ですので、開設期間は5月15日から10月31日までと限られてもいますが、昨年度は、約3万3000人の利用者のうち、約2万9000人の方がパークゴルフをされています。

旭川市では、「高齢者の健康づくり」の観点から、行政が積極的にパークゴルフ場の整備を進め、普及啓発し、同市在住の65歳以上人口の約80%の方が参加されている状況にあるとのことです。健康寿命の延伸を重視し、スポーツやレクリエーションが果たす役割はますます大きくなっているとした上で、具体的に高齢者スポーツの施策展開が行われていました。

 

 
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